使用するコーヒーとミルクの特徴

使用するコーヒーとミルクはカフェラテと同様、コーヒーはエスプレッソがベース、ミルクは、スチームドミルク(温めたミルク)です。

コーヒーとミルクの割合

カフェラテとカプチーノの違いは、フォームドミルク(ミルクの泡)の量にあります。 定義としては、カプチーノのフォームドミルクがカップ縁1cm以上カフェラテは1cm未満と言われており、カプチーノのほうがフォームドミルクが多いです。

フォームドミルク(ミルクの泡)が多いと、その分カップに占めるミルクの液体量が少なくなるため、カプチーノはカフェラテよりコーヒーの味わいが強くなります

また、フォームドミルクが多いと熱が逃げにくく保温性も高まるので、カフェラテに比べてカプチーノは温度を低めに作られることが多いです。

カプチーノについてくるシナモンって?

喫茶店などでカプチーノを注文すると、シナモンスティックが添えられて出てくることがありますよね。趣向をこらしたお店だと、オレンジピールの場合もあります。

カプチーノにシナモンやリキュールなど香料を加えて飲むのはアメリカの習慣だそうで、本場イタリアでは必須ではないんだとか。そのかわりイタリアでカプチーノを注文すると、ココアパウダーをエスプレッソの上にかけて、その上からミルクを注ぐのが一般的です。

チョコレートを使うコーヒードリンク「カフェモカ」

カフェモカ(café mocha、Caffè mocha)はエスプレッソベースですが、イタリアではなくアメリカ発祥のドリンクです。

勘違いされやすいのがモカコーヒー。モカコーヒーの「モカ」とは、コーヒー豆の収穫産地を指すブランド名のこと。カフェモカの「モカ」とは異なります。

ほかの3種類とは大きく違う!作り方や割合

前者の3つとはかなり大きな違いがあるカフェモカ。エスプレッソとスチームミルク2:7に対し、チョコレートシロップを1割入れ、最後にホイップクリームをのせるのがベースとなります。

ご紹介したドリンクすべて、比率はお店やメーカーによって異なりますが、カフェモカはとくに定義をつけるのはむずかしいと言えるでしょう。カフェラテにチョコレートを加えただけでもカフェモカと呼ばれることもあります。

チョコレートのビターな甘さと風味に、コーヒーの苦味が絶妙にマッチ。ミルクのやさしさとホイップクリームの印象的な甘さが全体をまとめます。

【まとめ】カフェオレ・カフェラテ・カプチーノ・カフェモカの違い

最期にカフェオレ・カフェラテ・カプチーノ・カフェモカの違いについて、表にまとめてみました!これらは主に使用するコーヒーやミルク、コーヒーとミルクの割合、発祥地などに違いがあります。表を見て、それぞれの違いを整理しましょう。
ドリンク名コーヒーミルク割合発祥地
カフェオレドリップコーヒー温めたミルク
フォームドミルクでもスチームドミルクでもOK
コーヒーとミルクは同量フランス
カフェラテエスプレッソスチームドミルクエスプレッソが約30cc
残りはすべてミルク
イタリア
カプチーノエスプレッソスチームドミルクエスプレッソが約30cc
残りはすべてミルク
イタリア
カフェモカエスプレッソスチームドミルクエスプレッソ2
スチームミルク7
チョコレートシロップ1
アメリカ
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