バリスタが徹底解説!「カフェオレ」と「カフェラテ」の違いって?

今回はカフェオレ、カフェラテ、カプチーノの違いと飲み分け方をバリスタが詳しくご紹介します。コーヒーにミルクを入れて飲むのはお好きですか?ミルク入りコーヒーとひとことで言っても、実はいくつか種類があってそれぞれに特徴が異なるんです。

カフェオレとカフェラテの違い

カフェオレ、カフェラテ、カプチーノ。
どれも一度は飲んだことがあるかと思いますが、実はこの3つ、似ているようで全然違う飲み物なのです。

今回は、それぞれの違いについてご紹介させていただきたいと思います。
まずは、カフェオレとカフェラテの違いについてです。

カフェオレとカフェラテの語源

最初に、ふたつの語源を説明したいと思います。

カフェ・オ・レ(café au lait)は、フランス発祥の飲み物で“cafe”がコーヒー、“au”が前置詞、“lait”が牛乳を意味します。
一方、カフェ・ラッテはイタリア発祥の飲み物で、正式にはカフェ・コン・ラッテ(Caffè con Latte)といい、“Caffe”がコーヒー、“con”が英語でいうwith、“latte”が牛乳を意味します。

カフェラテという言葉自体はアメリカのシアトル系コーヒー文化において作られた造語で、イタリアで「カフェ・ラッテ」と注文しても通じないのでご注意を。

コーヒーの違い

カフェオレのコーヒーはフランス発祥ということでドリップコーヒーがベースとなります。
一方、カフェラテのコーヒーはイタリア発祥ということでエスプレッソがベースです。

エスプレッソとは、専用のマシーンで高圧力をかけ、30秒ほどの短時間で抽出されたコーヒーのこと。短時間かつ高圧力で抽出されるので、コーヒーのエキスに旨味が凝縮されています。

ミルクの違い

カフェオレのミルクはコンロなどで温めたミルクを使って作ります。

一方、カフェラテのミルクはスチームドミルク(泡立てたミルク)を使って作ります。
スチームは水蒸気という意味で、水蒸気の力を使ってミルクを泡立てることでミルクに空気が含まれ、ミルク本来の甘味を引き立たせてくれます。

コーヒーとミルクの割合

カフェオレは、カップに対してコーヒーとミルクが約1対1の同量ですが、カフェラテはカップに対してエスプレッソが約30cc、残りはすべてミルクです。
つまり、コーヒーとミルクの割合が全然違うのです。

カフェラテはコーヒーが少ないからコーヒーの味があまりしないのでは?そのようなことはありません。
前述のとおり、エスプレッソはかなり濃縮されたコーヒーなので、ミルクをたっぷり入れることでコーヒーとミルクのバランスが調度よく、非常においしい飲み物になります。

カプチーノとの違いは?

カプチーノはカフェラテと同じく、イタリア発祥の飲み物です。

カプチーノとは、もとはカトリック教会の一派であるカプチン会の修道士のことを指す言葉で、彼らが着るフードのついた修道服、カップッチョ(cappuccio、「頭巾、フード」の意)にちなんで名付けられたと言われています。イタリアではカップッチーノ(カプチーノ)はカップッチョとも呼ばれています。

カフェラテとの違いはミルクの量

カフェラテとカプチーノは、見た目があまり違わないお店が多いので、いったいどこが違うのか分からない方が多いかもしれません。

ふたつの違いは、フォームドミルク(ミルクの泡)の量にあります。
定義としては、カプチーノのフォームドミルクがカップ縁1cm以上、カフェラテは1cm未満と言われており、カプチーノの方がフォームドミルクが多いのです。

フォームドミルク(ミルクの泡)が多いと、その分カップに占めるミルクの液体量が少なくなります。そのためカプチーノの方が、よりコーヒーの味わいが強くなります。
また、フォームドミルクが多いと熱が逃げにくく保温性も高まるため、カフェラテに比べてカプチーノは温度を低めに作られることが多いです。

カプチーノについてくるシナモンって?

喫茶店などでカプチーノを注文すると、シナモンスティックが添えられて出てくることがありますね。このシナモンスティックはなぜ添えられているのでしょう?

答えは、シナモンスティックでかき混ぜて、シナモンの香りをコーヒーに移すため。
さらに趣向をこらしたお店だと、上にのっているのがオレンジピールだったりする場合もあります。

カプチーノにシナモンやリキュールなど香料を加えて飲むのはアメリカの習慣だそうで、本場イタリアでは必須ではないようです。
そのかわりイタリアでカプチーノを注文すると、ココアパウダーをエスプレッソの上にかけて、その上からミルクを注ぐのが一般的です。

身近なコーヒー店のメニューでは?

ここまでカフェオレ、カフェラテ、カプチーノの違いについて説明してきましたが、お店によって異なる名前で提供されている場合があります。
今回はスターバックス、タリーズ、ドトールの大手3チェーンを例にとってご紹介します。

カフェオレ

カフェオレは、スターバックスではカフェミストが該当しますが、それ以外の2社にはカフェオレという商品は存在しません。ドリップコーヒーにお好みでポーションミルクを入れたり、店員さんにお願いして牛乳を少し入れてもらうことでカフェオレを味わうことができます。

スターバックス:カフェミスト
タリーズ:本日のコーヒー+ポーションミルクor牛乳を入れてもらう
ドトール:ブレンドコーヒーまたはアメリカンコーヒー+ポーションミルクまたは牛乳を入れてもらう

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WRITER

カフェ巡りスト/バリスタ 柳 隆晴

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