便通を整える「食物繊維」

グリーンキウイには100gあたり2.6g、ゴールデンキウイには100gあたり1.4gの食物繊維が含まれています。不溶性・水溶性の食物繊維をどちらも摂れるのが特徴です。

食物繊維は、私たちヒトの消化酵素では分解できないものです。摂取しても分解できないのなら、意味がないのでは?と思うかもしれません。ですが、不溶性食物繊維は便のカサを増やし便通を整える作用がありますよ。水溶性食物繊維には血糖値の上昇を穏やかにしたり、ナトリウムを排出したりするはたらきがあります。(※1,9)

老化対策に役立つ「ポリフェノール」

ポリフェノールは色素成分のひとつで、強い抗酸化作用をもっています。通常、活性酸素は免疫に関与し、感染から守る作用がありますが、過剰に作られると細胞を傷つけたり、老化を引き起こしたりするおそれが。ポリフェノールには活性酸素を無害にするはたらきがあり、キウイにも豊富に含まれていますよ。(※10,11,12)

たんぱく質の分解を助ける「アクチニジン」

アクチニジンとはキウイ特有の酵素で、比較的ゴールデンキウイよりグリーンキウイのほうが多く含まれています。たんぱく質の分解を助けてくれるので、固い肉の下ごしらえにキウイを使うのがおすすめ。また、アクチニジンは体内でたんぱく質の消化吸収を促すことが期待されている栄養素ですよ。(※13,14)

キウイの栄養:美容効果

キウイの美容効果

  1. コラーゲンの合成を促す
  2. お腹の調子を整える
  3. むくみ対策に役立つ
  4. 体の老化対策に役立つ

コラーゲンの合成を促す

キウイに豊富に含まれているビタミンCは、コラーゲンの合成に欠かせない栄養素です。コラーゲンは、皮膚だけでなく骨や血管に多く存在しており、身体を作っています。ビタミンCが不足すると、コラーゲンが作られないので、毛細血管から出血を起こすおそれがありますよ。(※2)

お腹の調子を整える

食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があり、どちらも便秘対策に役立つとされています。ある研究によると、便秘対策のためには、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維を1:2の割合で摂取するのが理想的であると言われていますよ。ゴールデンキウイ100gあたりには水溶性食物繊維が0.5g、不溶性食物繊維が0.9g含まれているので、理想的な割合に近いです。

また、いずれの食物繊維も腸内細菌に利用され、善玉菌を増やすため腸内環境を整えてくれます。(※9,15)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ