ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

キウイの栄養:健康効果

キウイの栄養と効果

  1. コラーゲンの生成に欠かせない「ビタミンC」
  2. 抗酸化作用がある「ビタミンE」
  3. エネルギー代謝を助ける「ビタミンB6」
  4. 赤血球の生成に関わる「葉酸」
  5. 塩分の排出を促す「カリウム」
  6. 便通を整える「食物繊維」
  7. 老化対策に役立つ「ポリフェノール」
  8. たんぱく質の分解を助ける「アクチニジン」

コラーゲンの生成に欠かせない「ビタミンC」

グリーンキウイには100gあたり71mg、ゴールデンキウイには100gあたり140mgのビタミンCが含まれています。

ビタミンCは、水に溶けやすい水溶性ビタミンです。コラーゲンの生成に関わっており、とても大切な栄養素ですよ。私たちの身体は、ビタミンCを作ることができないので、食べ物から摂る必要があります。(※1,2)

抗酸化作用がある「ビタミンE」

グリーンキウイには100gあたり1.3mg、ゴールデンキウイには100gあたり2.5mgのビタミンEが含まれています。

ビタミンEは、油に溶けやすい脂溶性ビタミンのひとつ。主なはたらきとして抗酸化作用があり、別名「若返りのビタミン」と呼ばれています。抗酸化力が衰えたビタミンEを活性化してくれるビタミンCと合わせて摂取することで、より高い作用が得られます。(※1,3,4)

エネルギー代謝を助ける「ビタミンB6」

グリーンキウイには100gあたり0.11mg、ゴールデンキウイには100gあたり0.14mgのビタミンB6が含まれています。

ビタミンB6は、主にアミノ酸の代謝をサポートする作用がありますよ。ほかにも、皮膚の抵抗力を増したり、赤血球のヘモグロビンの合成にも関わったりしています。ビタミンB6は食事から摂る以外にも、腸内で作ることができる栄養素です。(※1,5)

赤血球の生成に関わる「葉酸」

グリーンキウイには100gあたり37μg、ゴールデンキウイには100gあたり32μgの葉酸が含まれています。

葉酸はビタミンB群のひとつで、水溶性ビタミンです。赤血球の生成をサポートするので、別名「造血のビタミン」と呼ばれていますよ。また、細胞の分裂や成熟にも関与しているため、妊娠中に積極的に摂りたい栄養素でもあります。(※1,6)

塩分の排出を促す「カリウム」

グリーンキウイには100gあたり300mg、ゴールデンキウイには100gあたり300mgのカリウムが含まれています。

カリウムは、細胞の浸透圧を調節する作用があるミネラルです。このはたらきにより、ナトリウム(塩分)を、体外に排泄してくれますよ。カリウムは、塩分摂取量の多い現代人にとって、とても重要な栄養素です。(※1,7,8)
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