マグネシウム

玄米100gあたりには、マグネシウムが49mg含まれています。マグネシウムは骨の成長に重要なミネラルです。また、血圧や筋肉の収縮などに関わっています。

白米と比べると、玄米には7倍ものマグネシウムが含まれています。ほかにもカリウムや鉄などのミネラルが、白米より豊富です。(※1,6)

フィチン酸

フィチン酸とは米ぬかに多く含まれる成分で、強い抗酸化作用があります。また、尿中カルシウム濃度の調節に関わっています。

ただし、フィチン酸は鉄や亜鉛など、ミネラルの吸収を抑える作用があります。玄米食にするときは、ミネラルが豊富な食材を合わせて摂りましょう。(※7)

玄米にダイエット効果はある?

玄米は不溶性食物繊維が豊富で、便秘対策に役立ちます。便秘が続くと、皮下脂肪が蓄積しやすくなったり、基礎代謝が低下したりするおそれが。ダイエット中も食物繊維をしっかり摂り、太る要因を減らしましょう。

また、玄米は白米より噛み応えがあるのもダイエットに役立つポイント。玄米をよく噛んでゆっくり食べることで、満腹感が増します。ごはんの食べ過ぎ対策になりますよ。(※4,8,9)

玄米食のデメリット

残留農薬の心配がある

米のぬかには農薬が残りやすいため、精米されている白米と比べ、玄米は残留農薬量が多いです。残留農薬に関して、玄米を購入するときに注意できることがあります。それは「有機JASマーク」のついたお米のうち「農薬未使用」のものを選ぶこと。これによって、安全に玄米を食べられます。

また、炊飯する前にしっかり玄米を研ぐと、約7%農薬が除去されます。炊飯することで、さらに約4%除去されますよ。(※10)

食べ過ぎによる消化不良・下痢

玄米は白米より噛みごたえがあるのが特徴です。しっかり噛まずに玄米を食べると、胃に負担がかかり、消化が滞るおそれがあります。

玄米を摂る際は、よく噛むことを意識しましょう。とくに胃腸の弱い方や、病気を患っている方は注意してくださいね。(※11)

玄米の炊き方

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