ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

炊飯器で玄米をおいしく炊きたい!

玄米とは、まだ精白されていないお米のこと。白米よりも栄養面で優れており、ビタミンE、Bやミネラルなどの栄養素が豊富で、食物繊維もたっぷり含まれています。健康志向のカフェやレストランなどで、玄米が使われたメニューがよく置いてありますよね。マクロビの世界でも玄米の栄養価は高く評価されています。

そんな玄米をお店だけではなく、家でもおいしく食べてみたくありませんか?家の炊飯器で炊くと硬くてボソボソしてしまう…と思うかもしれませんが、コツさえつかめば簡単においしいモチモチとした玄米を炊くことができます。ぜひトライしてみてください!

玄米の基本的な炊き方

1. 洗う

玄米は、精米していないため糠がまわりについていないので、白米のように一生懸命に研ぐ必要はありません。ボウルにお米を入れて水を流しこんだら、サッと洗い流してください。この作業を2~3回繰り返します。 最初に水につける時は吸水量が大きいので、浄水を使った方がおいしい玄米に炊きあがります。

2. もみ洗い

手で玄米を持ち、掌で揉むようにして洗います。手を使いたくない時は、泡立て器で撹拌しても大丈夫です。3〜4回、玄米同士を擦り付け合うように洗ってください。こうすると細かいキズがつくので、そこから水が入りふっくらと炊けるそうですよ。

3. 水加減

炊飯器に玄米モードがある場合は、それに従いましょう!もし玄米モードがない場合は、玄米の量の1.5〜2倍を目安にしましょう。おおよそ、玄米2合に対して水は約600mlです。炊飯器やお米の種類によっても炊き具合は異なりますので、何度か試してみてお好みの水加減を見つけてください。

4. 浸水

白米よりも水を吸うのに時間が必要なので、じっくり水に浸けるようにしましょう。浸水時間は6時間前後が目安です。やわらかめに炊きたい場合は8時間、歯ごたえが欲しい場合は3〜4時間程度にしてください。水に浸けることで糖が分解され「甘み」成分がアップし、たんぱく質が分解されてうまみ成分であるアミノ酸も増えます。

さらに、外側を覆っている糠が水分を含むことでやわらかくなり、食感もやわらかくなります。

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