調理効果

ほぼみりん風味に近い商品なので、和食の甘味調味料として、本みりんと遜色ありません。日本酒のほのかな香りがあって、煮汁の照りやツヤも文句なし。またアルコール分がほとんどないため、和え物やドレッシングなどを作る際、煮切らなくてもそのまま使えます。

ただしアルコールによる、肉や野菜の臭みを抑える効果は期待できません。そんな場合は、本みりんやみりんタイプを使うほうが無難です。

臭み消しには「みりんタイプ調味料」

原材料と製法

本みりんとみりん風調味料以外に、みりんタイプ調味料というものがあります。発酵、または醸造調味料と表示されていることも。水あめや米麹などに、アルコールを添加して作る商品です。そのため含まれるアルコール度数もさまざま。

もち米を発酵・醸造する本みりんと似ているものの、1.5%以上の食塩を含むのが一番の相違点です。塩が入っているので飲むことができず、酒税法上の課税対象にはなりません。

調理効果

みりん風調味料にアルコールを添加した商品、といった位置づけです。みりん風の甘味や味わいはそのままに、アルコールの効果で肉や野菜の臭み消しにも使えます。酒税が課されないので、本みりんほど価格が高くなくリーズナブル。

一方で食塩が入っているため、料理の味付けや塩分濃度には注意が必要です。

みりん風調味料を使いこなして和食の達人♪

ちょっとクセのある魚、肉の調味には、本みりんやみりんタイプの、アルコール入り調味料をおすすめします。それ以外の野菜をはじめ、あまりクセの少ない食材にはみりん風調味料があればOKです。

家族そろってアルコールが苦手で、もっぱらみりん風調味料を使っている、というおうちも多いはず。みりん系調味料の違いをしっかり把握し、食材に合わせておいしい和食を作ってみてくださいね。

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