ライター : 馬原 香織

料理家/料理教室主宰/調理師

みりんの特徴や代用法をマスターしよう

※画像はイメージです
料理に欠かせない調味料のひとつであるみりん。料理にコクや旨味を出すほか、肉・魚の臭みを消したり、照り・ツヤを出したりする役割を持っています。

しかし、みりんを切らしてしまって困ることもしばしば……。そこで本記事ではみりんの代用方法を紹介します。使用時のポイントや代用アイデアで作るレシピもあわせてチェックしましょう。

調理師が教える!みりんの代わりになるもの

日本酒+砂糖

日本酒:砂糖=3:1の割合で混ぜ合わせます。作りやすい分量でいうと、みりん大さじ1杯を作りたい場合、日本酒大さじ1杯と砂糖小さじ1杯を混ぜればOK

紹介した方法は、みりんの成分であるアルコールを日本酒で代用し、砂糖を使って甘みを出すという作り方です。

みりんではなくあえて紹介した作り方を取り入れているプロの料理人もいます。みりんを使わないからといって、料理の味が落ちるということもなく、きっちりとした仕上がりになりますよ。

日本酒+はちみつ

日本酒:はちみつ=3:1弱(0.8くらい)の割合で混ぜ合わせます。日本酒+砂糖と同じ3:1と覚えてもよいですが、はちみつは砂糖より1.2~1.3倍ほど糖度が高いので、やや少なめに加えるのがポイントです。

アルコールを日本酒で代用し、はちみつで甘さと出すという点は同じ。しかし、はちみつを使うとみりんの効果のひとつである「照り」が出しやすくなるため、より完成度が高くなるのが特徴です。角がないマイルドな甘さになりますよ。

白ワイン+砂糖

日本酒がない場合は、アルコール度数が同じくらいの白ワインでも代用できます。白ワインは、辛すぎず甘すぎずまろやかな味わいでないものが適しています

日本酒に比べてぶどうの甘みがあるので、砂糖の量は少なめにするとよいでしょう。ワインには酸味があるため、日本酒よりもさっぱりした味わいになります。

白ワイン+はちみつ

同様に、はちみつも白ワインと組み合わせてみりんの代用として活用できますよ。余ったはちみつがあったら、代用して使い切るのもおすすめです。
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