ライター : 相羽 舞

管理栄養士

賞味期限切れのみりんは食べられる?

※画像はイメージです
料理に甘みや照りをつけたいときに使うみりん。本みりんの賞味期限は、18ヶ月ほど、みりん風調味料の賞味期限は、12~18ヶ月ほどとされています。本みりんとみりん風調味料の違いは、原材料や、アルコールの含まれている量です。

賞味期限はあくまでも未開封の状態で品質が変わらず、おいしく食べられる期限です。開封した後は賞味期限にかかわらず、なるべく早く使いきりましょう。(※1,2,3,4)

賞味期限と消費期限の違い

食品に表示されている期限には、賞味期限と消費期限があります。消費期限は、お弁当やケーキなど、いたみやすい食品に表示されており、期限を過ぎたものは安全に食べられない可能性が。

みりんのように保存のきく食品に表示されているのは賞味期限です。賞味期限切れの食品はすぐに食べられなくなるわけではないため、未開封で適切に保存していたみりんなら、賞味期限が過ぎてしまっても食べられる場合があります。(※1)

本みりんの賞味期限

賞味期限の目安

  1. 未開封の場合……常温保存で540日
  2. 開封後の場合……常温保存で90日
本みりんの賞味期限は、540日(18ヶ月)の場合が多いです。本みりんは糖分やアルコールを含むため、冷蔵庫よりも冷暗所での常温保存が望ましいとされています。また、開封後はおいしく食べられる目安として90日までとなりますが、なるべく早く使い切るようにしましょう。(※2,5,6)

みりん風調味料の賞味期限

賞味期限の目安

  1. 未開封の場合……常温保存で360~540日
  2. 開封後の場合……冷蔵保存で90日
みりん風調味料の賞味期限は、360~540日と商品によって差があります。また、みりん風調味料には、開封後常温保存のものと冷蔵保存のものがあります。賞味期限や保存方法の表示を確認するようにしましょう。開封後は本みりんと同じくなるべく早めに使うことが望ましいです。(※3,4,6,7)

【賞味期限切れ】本みりんはいつまで食べられる?

~3ヶ月

前述したように、賞味期限は消費期限と異なり、期限を過ぎても適切に保存されていれば食べられる場合があります。賞味期限は、安全係数という1未満の数値をかけた短い期間で設定されているためです。

みりんのように品質の変化が少ない食品では、0.8以上の安全係数を考慮することが一般的です。安全係数を0.8とすると、賞味期限が18ヶ月(540日)の未開封の本みりんの場合、22ヶ月までは品質を保って保存できると考えられます。

このことから、賞味期限~3ヶ月までの未開封の本みりんであれば、食べられると考えてよいでしょう。しかし、あくまでも賞味期限内に食べ切ることが基本です。(※1,2,8)

半年

賞味期限が半年切れていた場合、賞味期限が18ヶ月の未開封の本みりんでは、保存期間を超えている可能性があります。安全係数を0.8とした場合、品質を保てる保存期間は22ヶ月です。見た目やにおいに異変がなくても、なるべく食べないようにしましょう。(※1,2,8,9)

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