琥珀糖作りのポイント

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色の付け方

食用色素を溶かした色水で、寒天液に色付けします。色水を少しずつ寒天液に加えることで、色の濃淡を調節できますよ。寒天液を小さな容器に分け、1色すべてをよく混ぜて色付けしてもよいでしょう。寒天の透明感を生かし、あえて色ムラを作るのもおすすめ。

かき氷シロップやジュースで作ると、淡い色に仕上げられます。シロップを使うと、やや甘めの仕上がりに。

切り方

カットの仕方によって、琥珀糖の見た目は大きく変わります。包丁で切ると直線の形が美しく、ハート形や星形などで型抜きするとキュートな形に。手でちぎるといろいろな面ができて光が屈折し、ガラスや宝石のような見た目に仕上がりますよ。

食べ方

乾燥前はグミのような食感、乾燥後は表面がしゃりしゃり、ほろっと崩れるような食感。琥珀糖は、乾燥前後で異なる味わいを楽しめます。

そのままお茶菓子として食べるほかに、ドリンクに入れるのもGood。コップに色付きの琥珀糖を入れてサイダーを注ぐと、色が映えて涼しさを演出できますよ。

琥珀糖の保存方法

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糖度が高い琥珀糖は、常温で2~3週間ほど保存できます。しかし高温多湿の場所は、琥珀糖が傷んでしまう原因に。しっかりと乾燥させて容器に入れ、暑すぎない室内で保存してください。

また保存容器に入れて、冷凍庫で1ヶ月ほど保存できます。凍ったまま食べるのも、ひんやりしておすすめ。しかし、冷蔵庫に入れるのはNGです。水滴が付いてカビが発生する原因になるので、気を付けてください。

よくある質問

質問回答
1. 棒寒天や糸寒天でも作れる?作れる。棒寒天や糸寒天は使う前に水で戻し、煮溶かしたらこす。
棒寒天はなめらかで弾力のある食感に、糸寒天はなめらかな食感で透明感が出る
2. グラニュー糖以外の砂糖で作れる?上白糖でも作れる。ねっとりとした甘味になる。同量でよいが焦げやすいため、煮詰めるときに注意する。
三温糖やきび砂糖は茶褐色で特有の風味があり、着色や味付けがしにくくなるため向かない
3. 食用色素のかわりに使えるものは?かき氷シロップ、果物や野菜のピューレ、バタフライピーやローズヒップなどの茶葉など
4. 味付けのアレンジはできる?フルーツシロップ、ジャム、リキュールなどでアレンジできる。上記レシピの場合、フルーツシロップは小さじ1/2~2杯程度、ジャムは大さじ1~2杯程度、リキュールは大さじ1/2~2杯程度。
味や色を濃くしたくても、固まりにくくなったり結晶化が遅くなったりするので、入れすぎないよう注意する
5. はやく乾燥させたいときは? 扇風機やサーキュレーターで弱い風を当てながら乾燥させる、オーブンの発酵モード(40℃程度)で1時間ほど入れて乾燥させる
6. 気泡ができてぼこぼこになってしまう原因は?寒天液を沸騰させすぎたと考えられる。
ゴムベラに伝わせながら、寒天液をバットへ静かに流し入れる。粗熱が取れたら固まる前に、気泡をスプーンですくい取る、表面にラップやクッキングペーパーをのせてはがす

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