ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

ロールキャベツ作りの「あの悩み」を解決する裏技

Photo by 稲吉永恵

ロールキャベツ作りの際キャベツの葉を剥がすとき、葉が破れてしまうことはありませんか。この記事で紹介する「丸ごとゆでる」方法なら、破れる失敗を防げて「剥がす」「ゆでる」という2つの工程を同時におこなえます。時短で調理できる、破れない&巻きやすいロールキャベツのキャベツの剥がし方を見ていきましょう!

ポイントは「丸ごと」ゆでる!失敗しない葉の剥がし方

1. 芯を取り除く

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キャベツを裏返し、芯のまわりに包丁の先を少しずつ入れます。

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芯をくり抜きます。

2. キャベツをゆでて葉を剥がす

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キャベツが入る鍋にお湯を沸かし、沸騰したらくり抜いたほうを上にしてゆでます。キャベツの半分ほどが浸かっていればOKです。

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2分ほどすると剥がれてきます。

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剥がれたキャベツの葉をトングや菜箸で取り出します。

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しっかりと巻かれた葉の部分がゆであがり、重なり合った葉の部分がじわじわとゆるんで剥がれてきます。キャベツのきれいなむき方のポイントは、無理やり剥すのではなく火が通って自然と剥がれてくるのを待つこと。ゆであがる前に引っ張ると破れるので放っておきましょう。

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剥がれてきた葉の太い芯の部分がまだ硬い場合は、トングで押さえてお湯に浸けるようにすると火が通ります。

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芯の部分に火が通ったらトングで取り出します。これを繰り返してください。

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最後に中心部分が残ります。火が通ってきれいにバラバラになります。

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ロールキャベツ用のキャベツが、破れず残すところなくすべてゆであがります。

肉ダネの包み方も。ロールキャベツの作り方はこちら▼

この裏技のおすすめポイント

  1. 丸ごとゆでると葉を剥がす、ゆでる工程が一度にまとめてできる
  2. ゆであがって葉がやわらかくなった状態で剥がすため破れにくい
  3. あらかじめ芯をくり抜いておくと葉が取り出しやすい
  4. キャベツのきれいなむき方のポイントは、無理やり剥すのではなく火が通って自然と剥がれてくるのを待つこと
キャベツの葉は巻いているので、生のままだと割れたり破れたりしてきれいに剥がれません。あらかじめ芯をくり抜いてからゆでることで重なり合った部分がゆるんで剥がれ、破れることなく最後まで剥すことができます。剥す工程とゆでる工程が失敗なく同時におこなえる点が大きなメリットです。

ゆでずに電子レンジで加熱する方法も

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キャベツはゆでずに電子レンジで加熱しても、葉を剥せます。やり方はゆでる場合と同様です。あらかじめ芯のまわりに包丁を入れて芯をくり抜いてからおこないましょう。一気に加熱するので、お湯を沸かすのが面倒な場合やコンロにかかりっきりになれないときにおすすめです。

手順

  1. キャベツの芯のまわりに包丁を入れ芯をくり抜きサッと洗う
  2. 芯を下にしてボウルに入れてラップをし、電子レンジ600Wで5分加熱する
  3. キャベツを取り出して裏返し、電子レンジ600Wで5分加熱する
  4. ザルに取り出して水を流して粗熱を取り、外側の葉から剥がす
  5. 中心部分が硬い場合は再度加熱して同様に剥がす

残った中心の葉や芯の部分はどうすればいい?

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キャベツの芯や中心の葉も捨てずに使えます。芯は刻んでロールキャベツの肉ダネに加えたり薄切りにして炒め物や和え物にしたりしてもよいです。中心の葉はやわらかいので、ロールキャベツの肉ダネを巻くときに一緒に巻けばGOOD。刻んでサラダにしてもよいですよ。

すぐに食べない場合の保存方法

ゆでたキャベツは冷蔵保存ではあまり日持ちしません。傷みやすいため清潔な保存容器に入れて冷蔵庫で保存し、翌日中には使うようにしましょう。すぐに使わない場合は冷凍保存します。水気をしっかり拭き取り、使う分量ずつラップで包んでからフリーザーバッグに入れましょう。3週間程度保存可能です。

キャベツの剥がし方の裏技でロールキャベツを手軽に!

キャベツは生のまま剥がすと、どうしても破れたり細かく割れたりしがちです。芯を取ってからゆでれば気分よく最後まで剥がれますよ。キャベツは余すところなくすべて使えます。芯や中心の葉も刻んだり詰めたり、ほかの料理に活用したりして無駄なく使い切りましょう。

※電子レンジはお使いの機種によって加熱時間が異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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