クンマンドゥ(揚げマンドゥ)

「クン」は韓国語で「焼く」を意味しますが、実際には油で揚げたマンドゥが「クンマンドゥ」といわれています。きつね色になるまでこんがりと揚げることで、さくっとした食感が楽しめます。

マンドゥクッ(マンドゥ入りスープ)

牛骨や鶏、魚介などのスープにマンドゥを入れ、煮込んだ料理が「マンドゥクッ」です。スープとマンドゥのおいしさが同時に味わえます。韓国では寒い季節に体を温める料理として人気です。

世界各地にあるマンドゥに似た料理

ペリメニ

ロシアの家庭料理「ペリメニ」は、直径2〜3cmほどの丸い形状をした水餃子です。形はマンドゥに似ていますが、生地には小麦粉だけでなくたまごが使用され、具材には子羊肉や魚肉、キノコなどを入れることがマンドゥとは異なるポイントです。バターやサワークリームを添えて食べる地域もあります。

サモサ

インド料理の「サモサ」は、おやつや軽食として食べられる定番メニューです。ゆでて潰したじゃがいもにクミンやターメリックなどで味付けをした具を小麦粉の皮で包み、サモサ油で揚げたら完成。一般的には三角形ですが、地域によっては半月形の場合もあり、揚げたマンドゥと似ています。

ラビオリ

ラビオリとは、平らな小麦粉の生地にひき肉やみじん切りにした具材、チーズなどを挟んだパスタの一種です。ゆでてパスタソースを掛けたり、スープに入れたりして食べます。具材を包んだり、ゆでて調理したりする部分がマンドゥと共通しています。

多彩な調理法で楽しめるマンドゥをご賞味あれ

マンドゥは蒸したり揚げたり、さまざまな調理法で違ったおいしさを楽しめます。見た目は餃子に似ていますが、具材には春雨や豆腐などが入っており、日本の餃子とは一味違います。しかし作り方は餃子とほぼ同じなので、餃子の皮を代用して作ってみることもおすすめです。

手軽に楽しみたい人は、スーパーやネット通販で冷凍のマンドゥが販売されているので試してみてください。人気の韓国料理「マンドゥ」で食卓を彩りましょう。
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