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【結論】お茶は水分補給にはOKだが熱中症対策には向かない
気温が高い夏の時期だと、冷たいお茶を水分補給として飲んでいる方は多いのではないでしょうか。しかし、熱中症を対策としてお茶を飲むのはあまりおすすめしません。
その理由は、お茶には塩分がそれほど含まれていないため。
運動後や暑い屋外で過ごした場合、汗を大量にかくと水分とともに塩分やミネラルも失われるので、熱中症対策には水分と塩分の補給が必要です。汗を多くかいたときは、スポーツドリンクのように塩分を含む飲み物が推奨されます。
次から熱中症対策にお茶が向かない理由について、より詳しく見ていきましょう。(※1,2)
その理由は、お茶には塩分がそれほど含まれていないため。
運動後や暑い屋外で過ごした場合、汗を大量にかくと水分とともに塩分やミネラルも失われるので、熱中症対策には水分と塩分の補給が必要です。汗を多くかいたときは、スポーツドリンクのように塩分を含む飲み物が推奨されます。
次から熱中症対策にお茶が向かない理由について、より詳しく見ていきましょう。(※1,2)
お茶が熱中症対策に向かない理由
熱中症対策に向かない理由
- 利尿作用がある
- 睡眠の質を低下させるおそれがある
利尿作用がある
お茶が熱中症対策に向かない理由のひとつが、利尿作用があること。お茶の種類によっては、利尿作用のある「カフェイン」を含むものがあります。利尿作用とは腎臓の血流が促進され、体内にある水分が尿として体外に出やすくなること。
水分補給のつもりでカフェインを含むお茶を大量に摂取すると、排出される水分が多くなり、脱水を起こすおそれがある点に注意しましょう。(※3,4)
水分補給のつもりでカフェインを含むお茶を大量に摂取すると、排出される水分が多くなり、脱水を起こすおそれがある点に注意しましょう。(※3,4)
睡眠の質を低下させるおそれがある
熱中症にお茶が向いていない理由として、睡眠の質を低下させるおそれがあることも挙げられます。睡眠不足によって生活リズムが乱れると、体温調節機能が適切にはたらかなくなり、熱中症を引き起こす原因になるためです。
寝る前にカフェインを含むお茶を摂取すると寝つきが悪くなったり、夜中に起きたりと睡眠に影響を与えるおそれがあります。熱中症対策の観点では、寝る前のお茶の摂取は避けましょう。(※3,4,5)
寝る前にカフェインを含むお茶を摂取すると寝つきが悪くなったり、夜中に起きたりと睡眠に影響を与えるおそれがあります。熱中症対策の観点では、寝る前のお茶の摂取は避けましょう。(※3,4,5)
熱中症対策に適さないお茶の種類は?
熱中症対策に適さないお茶の種類
- 緑茶
- 紅茶
- ウーロン茶
緑茶・紅茶・ウーロン茶はいずれもカフェインを含むお茶の種類です。
前述したようにカフェインは利尿作用をもつ成分。眠気を覚ますといったメリットがあるものの、大量に摂取すると利尿作用によって、体内の水分が排出されやすくなってしまいます。場合によっては脱水症状を招くおそれがあるため、飲み過ぎには注意しましょう。(※3,4)
前述したようにカフェインは利尿作用をもつ成分。眠気を覚ますといったメリットがあるものの、大量に摂取すると利尿作用によって、体内の水分が排出されやすくなってしまいます。場合によっては脱水症状を招くおそれがあるため、飲み過ぎには注意しましょう。(※3,4)
熱中症対策にはノンカフェインのお茶を飲もう!
ノンカフェインのお茶
- 麦茶
- はと麦茶
- ルイボスティー
水分補給にはノンカフェインのお茶を飲むようにしましょう。麦茶やはと麦茶は穀物を原料としているため、カフェインは含まれていません。また、ルイボスティーもノンカフェインのお茶です。そのため、いずれも日常的に水分補給におすすめ。
ただし、熱中症対策には水分のほか、塩分の補給も必要です。麦茶1リットルに対して塩をひとつまみ程度加える、塩飴を一緒に摂取するといった塩分も補給できる工夫を心がけると良いでしょう。(※1,6,7,8,9)
ただし、熱中症対策には水分のほか、塩分の補給も必要です。麦茶1リットルに対して塩をひとつまみ程度加える、塩飴を一緒に摂取するといった塩分も補給できる工夫を心がけると良いでしょう。(※1,6,7,8,9)
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