ライター : 安田あかり

Webライター/管理栄養士

ゴーヤの苦み成分が夏バテ対策に役立つ!

夏バテは高温多湿の環境に体が対応できず、食欲低下をはじめとした症状が出る状態です。

そんな夏バテ対策に役立つ野菜として紹介したいのが、夏の時期にスーパーで出回ることが多い「ゴーヤ」。ゴーヤ特有の苦み成分「モモルデシン」には食欲増進作用があるためです。

ゴーヤにはモモルデシンのほかにも、夏バテ対策に役立つさまざまな栄養成分があります。それでは夏バテ対策に役立つゴーヤの栄養素や成分について詳しく見ていきましょう。(※1,2)

実はすごい!夏バテ対策に役立つゴーヤの栄養素

夏バテ対策に役立つゴーヤの栄養素

  1. モモルデシン
  2. ビタミンC
  3. カリウム
  4. 水分

モモルデシン

ゴーヤの特有の苦み成分であるモモルデシンは、胃腸の粘膜を保護する作用や胃液分泌を促進するはたらきがあります。したがって胃の活動が活発になるため、夏バテで低下しがちな食欲の増進が期待できます

さらに、モモルデシンは食欲増進作用のほか、血糖値の上昇を穏やかにする作用や抗酸化作用もあるとされています。(※1,2,3)

ビタミンC

ゴーヤに含まれるビタミンCも夏バテ対策に役立つ栄養素。夏は暑さのほか、室内と室外の温度差によるストレスも加わります。ビタミンCはそんなストレスに対抗するための体づくりに欠かせません。

ゴーヤ可食部100gあたりに含まれるビタミンCは76mg。実はビタミンCが豊富なイメージがあるキウイフルーツ(緑肉種)よりも多い量なんです。(※4,5,6)

カリウム

ゴーヤに含まれるカリウムも夏バテ対策に重要です。カリウムは細胞外液にあるナトリウムとバランスをとり、細胞を正常に保持したり、血圧調整をしたりと体の恒常性を保つのに欠かせない栄養素。

ゴーヤにはカリウムが含まれるため、発汗で失われがちなカリウムを補ってくれます。(※5,7,8)

水分

ゴーヤに含まれる水分も夏バテ対策には欠かせません。夏バテ対策には水分補給が重要ですが、飲み物だけでなく、食事からも摂取することが必要です。一日あたり飲み物で1.5リットル、食事で1リットル摂取するようにと言われています。

ゴーヤは90%以上が水分でできている野菜であるため、水分補給としての役割を果たしてくれますよ。(※5,9)
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