ライター : 朝戸尚子

管理栄養士 / webライター

えのきは腐るとどうなる?見分け方をチェック

腐ったえのきの見分け方

  1. 変色する
  2. カビが生えている
  3. ぬめりが出る
  4. 刺激臭や酸っぱいにおいがする

変色する

食材に微生物が付着し、増殖したのちに食べ物の成分が分解されると腐ります。また微生物自身が色素をもっている場合、食品の変色が起こります。

そのため白いえのきが腐ると、黄色や茶色っぽく変色することがあります。見た目の変化は腐敗を見分けるうえで重要なサインとなりますよ。(※1)

カビが生えている

えのきが腐敗するとカビが生えることがあります。

カビ菌は加熱すると死滅しますが、カビ毒は加熱しても残ります。またカビは見えない部分にも入り込んで増殖するため、カビの生えている部分を取り除くだけでは不十分です。カビが生えてしまったえのきは食べずに処分しましょう。(※2)

ぬめりが出る

えのきの表面にぬめりが出ている場合は、腐っているサインです。

新鮮なえのきでも水に濡れるとかさの部分にぬめりが出ますが、糸を引くようなぬめりがある場合は腐っているので食べないようにしましょう。

刺激臭や酸っぱいにおいがする

食品に付着する微生物が育つと、においのある物質を作ります。どのようなにおいが出るかは微生物によりますが、えのきの鮮度を見極めるうえでにおいは重要な判断基準になります。

いつもと違う刺激臭や酸っぱいにおいを感じたら、食べないようにしてくださいね。(※1)

腐ったえのきを食べると食中毒になる?

えのきが腐るとにおいや味が変化しますが、腐ったえのきを食べたからといって必ずしも食中毒になるとは限りません。また一方で食中毒菌が増殖していても、見た目やにおいで判別できないことがあります。

菌やウイルス、カビによって引き起こされる食中毒は、「つけない」「増やさない」「加熱する」という三原則で対策できます。(※3)
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