焼きあがったら型ごと逆さまにして冷ます

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焼きあがったばかりのシフォンケーキは、水分を多く含み不安定な状態です。すぐ型から外したりそのまま冷ましたりすると、生地自体の重みでつぶれてしまいます。逆さにして冷ませば、膨らみがキープできますよ。筒の部分を瓶に刺して冷ますのもおすすめ。完全に冷めてから、型から外してください。

もう失敗しない!プロ直伝シフォンケーキの基本レシピ

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調理時間 60
*冷ます時間は含みません
保存期間:冷蔵で3日、冷凍で約2週間

シフォンケーキの基本レシピです。シフォンケーキ作りを成功させるには、工程ごとにいくつかのポイントがあります。正しい手順でコツを押さえれば、失敗しないで作れますよ。

卵白を冷やしたり粉類をふるったり、下準備の段階からシフォンケーキの仕上がりに影響します。うまく作れない場合は、ひと工程ずつチェックしてみてください。

材料(直径18cmのシフォン型1台分)

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下準備

・薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるう ・卵白は使う直前まで冷蔵庫で冷やしておく ・オーブンは180℃に予熱しておく

作り方

1.卵黄生地を作る

ボウルに入った卵黄と砂糖を湯せんにかける様子

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ボウルに卵黄、グラニュー糖を入れ、白っぽくもったりとするまで混ぜ合わせます。 パティシエのアドバイス:50℃程度の湯せんにかけて、泡立て器またはハンドミキサーで混ぜるとやりやすいです。
サラダ油とバニラオイルを加えて、泡立て器で混ぜる様子

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サラダ油とバニラオイルを加えて、泡立て器でよく混ぜ合わせます。さらに水を加えて混ぜ合わせます。 パティシエのアドバイス:しっかりと混ぜ合わせて、卵黄・サラダ油・水を乳化させましょう。
ボウルに薄力粉を加える様子

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ふるっておいた粉類を加え、粉気がなくなるまで混ぜ合わせます。 パティシエのアドバイス:泡立て器で混ぜ合わせてOKです。

2.メレンゲを作る

ハンドミキサーでメレンゲを泡立てる様子

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別のきれいなボウルに卵白を入れ、ハンドミキサーで軽くほぐします。グラニュー糖を3回に分けて加え、その都度高速のハンドミキサーで混ぜます。 パティシエのアドバイス:グラニュー糖は一気に加えず、3回に分けて加えましょう。泡立ちやすく、しっかりしたメレンゲになります。
ツノが立つまでメレンゲを泡立てる様子

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メレンゲにつやが出てツノが上向きに泡立ったら、低速にして1分ほど混ぜてキメを整えます。 パティシエのアドバイス:低速にして混ぜ、メレンゲ全体のきめを整えて均一にします。ボウルごとひっくり返して、メレンゲの形が変わらなければOKです。

3.卵黄生地にメレンゲを混ぜる

卵黄生地のボウルにメレンゲを1/3量加える様子

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メレンゲの1/3量を卵黄生地に加え、泡立て器でよく混ぜ合わせます。 パティシエのアドバイス:卵黄生地とメレンゲ1/3量を先に混ぜ、生地の硬さをやわらかくします。よく混ぜ合わせてOKです。
メレンゲを1/3量さらに加える様子

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残りのメレンゲを半分加え、ゴムベラで切るように混ぜ合わせます。 パティシエのアドバイス:ゴムベラに持ち替えて、メレンゲの泡をつぶさないように混ぜ合わせます。
メレンゲのボウルに卵黄生地を入れて、ゴムベラで混ぜる様子

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メレンゲのボウルに生地を入れ、ゴムベラで底からすくうように混ぜ合わせます。 パティシエのアドバイス:ゴムベラで、メレンゲの泡をつぶさないように混ぜ合わせます。
シフォンケーキの型に生地を流し、竹串を刺してくるくる混ぜる様子

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シフォンケーキ型に流し入れ、軽くゆすって表面をならします。竹串を生地に差し込んでから、ぐるぐると5周ほど回して大きな空気を潰し、10cmの高さから1~2回落として空気を抜きます。 パティシエのアドバイス:生地はシフォンケーキ型へ一気に流しましょう。竹串でくるくる混ぜたり型ごと落としたりして、空気を抜きます。

4.オーブンで焼く

シフォンケーキの型を逆さまにして冷ます様子

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天板にのせて、180℃のオーブンで25分ほど焼きます。オーブンから取り出し、10cm程度の高さから型ごと落として空気を抜きます。逆さにしてしっかりと冷まします。 パティシエのアドバイス:筒の部分を瓶に刺すと、型から生地が盛り上がった場合でも安定して冷ますことができます。また乾燥するので、1~2時間経ったらラップで包むか袋をかぶせてください。
シフォンケーキの側面にナイフを入れる様子

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ナイフを入れ、型に沿わせるように一周させて型から外します。筒の部分は、竹串や細いナイフを添わせると崩れにくいでしょう。お好みの大きさに切ってできあがりです。 パティシエのアドバイス:シフォンナイフを使うと型から外しやすいです。

シフォンケーキの失敗例と改善方法をプロが解説

【失敗例】底上げ

生地を混ぜたりないことが、一番の原因と考えられます。卵黄・油・水は順に加えて、その都度しっかり混ぜ合わせて乳化させましょう。

生地を流すときは少し高い位置から一気に流し入れて、空気を入れないようにします。シフォンケーキ型の底を強くたたくと、底と筒の部分がずれて空気が入ることがあるので気をつけてください。

またオーブンは適温で焼くことが大切です。特に下火が弱いとシフォンケーキの上部だけ膨らんで、底の部分に空洞ができることも。オーブンによって違いが出ることもあるため、少し高い温度で焼くといった調整が必要です。

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