ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

型がないとシフォンケーキは焼けない?

人気スイーツのひとつシフォンケーキ。ふわふわとした食感が特徴的で、とてもおいしいですよね。作り方は、材料を混ぜて焼くだけとシンプルですが、いざ作ろうと思いたっても、真ん中に大きな穴があいたシフォンケーキの専用型が自宅にない方も多いのでは?

ここでは、シフォンケーキの専用型の代用品と、専用の型なしで作れるシフォンケーキレシピをご紹介します。

シフォンケーキ型に穴があいている意味

そもそも、シフォンケーキの真ん中にはなぜ大きな穴があいているのでしょうか。主にふたつの理由があります。

中までしっかり焼くため

ひとつ目は均一に火を通すためです。シフォンケーキはほかのケーキに比べて背が高いので、丸型では中まで火が通らず生焼けになってしまうことも……。真ん中に穴があることで熱が対流しやすくなり、全体的にしっかりと加熱することができます。

型崩れを防ぐため

ふたつ目はきれいな形に仕上げるためです。やわらかいシフォンケーキは真ん中あたりが剥がれて崩れてしまうので、穴のあいた型を使用します。

身近なもので代用できる!

シフォンケーキ型の真ん中の穴が重要なのはわかりましたが、たまにしか作らないのであれば、わざわざ型を買うのはちょっと迷いますよね。ご家庭にありそうなもので代用品になるものをご紹介します。

ホールケーキ型

通常のホールケーキ型は真ん中に穴がないので、湯呑や紙コップを中央に置いて使います。ケーキ型の真ん中に湯呑や紙コップを置いたあと、シフォンケーキの生地を流し入れて焼けばOK。※メーカーによっては、紙コップのオーブン使用を推奨していない場合があります。

生地を流し込むときは、飲み口を上にして押さえながら流し込まないと、湯呑や紙コップが浮きやすいので注意してくださいね。焼きあがったら全体を逆さまにして、冷めるまでそのまま待ちます。

完全に冷めたら、型を外してできあがりです。湯呑は必ず耐熱のものを使ってください。

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