ミネラルを補給する

カルシウムとマグネシウムは筋肉中に存在するミネラルです。

カルシウムは心臓の筋肉の収縮作用に関わるほか、筋肉の興奮を抑えるはたらきが。マグネシウムは筋肉の収縮に役立ち、不足すると筋肉のけいれんを起こすおそれがあります。

ミネラルは汗と一緒に体の外に流れ出てしまうため、運動中や運動後に補う必要があります。スポーツドリンクだけでなく、いろいろな食品からバランスよく摂り入れましょう。(※3,8,9)

ビタミンA,C,Eを摂る

過度な運動をすると活性酸素の産生が促進され、酸化ストレスを引き起こすことがあります。酸化ストレスの原因は過剰な活性酸素です。

筋トレを頑張り過ぎてしてしまったときは、ビタミンA,C,Eを摂りましょう。抗酸化作用があるため、活性酸素の対策につながりますよ。(※10,11)

有酸素運動後の食事のポイント

  1. 糖質を補給する
  2. ビタミンB群を摂る
  3. 消化にいい食品を選ぶ

糖質を補給する

糖質は運動中にエネルギーとして使われます。糖質は脂質とは違い、体内に蓄積できるのは約400gと少量です。運動前や運動中はもちろん、運動後にも補給する必要があります。

運動後は補食として、おにぎりやバナナを摂るのがおすすめです。糖質を速やかに摂取すると、筋肉中の糖(グリコーゲン)の回復を促進し、筋肉中のたんぱく質が分解されるのも抑えられますよ。(※12,13,14)

ビタミンB群を摂る

ビタミンB群はエネルギーをつくるために必要で、「代謝ビタミン」とも呼ばれています。それぞれ互いに影響しあってはたらくのが、ビタミンB群の特徴です。

例えば、ビタミンB1は糖質、ビタミンB2は脂質の代謝に関わっています。運動後に摂った栄養素をエネルギーとして利用するためにも、ビタミンB群は積極的に補給しましょう。(※15)

消化にいい食品を選ぶ

脂質の多い食品は、消化に時間がかかることが知られています。一方で糖質は、摂取してからもっとも早くエネルギーに変わる栄養素です。

運動後、速やかに栄養補給するなら、脂質が控えめで糖質の多い食品を選びましょう。消化時間(胃にとどまる時間)が短い食品には、ごはん、食パン、バナナ、牛乳などがあります。(※12,16)

運動後の食事におすすめなコンビニの食べ物

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ