温度調節に気をつける

冷房の設定温度を低くし過ぎないように気をつけましょう。冷房で部屋の温度を下げ過ぎると、外と行き来した際に急激な温度変化が起こります。急激な温度変化が一日に何度も起こると自律神経のバランスが乱れやすくなり、疲労感につながるとされるため、温度差には注意が必要です。(※4)

質の良い睡眠を心掛ける

人の睡眠では、脳も体も深い休息状態にある「ノンレム睡眠」のなかでも、「深睡眠」と呼ばれる深い睡眠が大切です。深睡眠は最初の4時間の間に2回訪れると疲れが取れるといわれることから、自律神経やホルモンのバランスを整えて、入眠に向けた準備をする必要があります。

夏場は夜も気温が下がらず、暑くて寝汗をかいたり、起きてしまったりすることもあり、睡眠の質が落ちやすいため、室温をしっかり調節しましょう。(※1,5)

生活リズムを整える

生活リズムを整えることも夏に眠くなる隠れ夏バテの対策には大切です。

夜更かしをすると、夜遅くまで交感神経を無理にはたらかせてしまい、交感神経への切り替えがうまくいかなくなる場合があります。その結果、自律神経のバランスが乱れ、睡眠の質に影響が出ると言われているのです。

また、起きたときに朝日を浴びると、入眠しやすくなるホルモンの原料であるセロトニンが分泌されます。朝はきちんと起きて朝日を浴び、朝食を食べて、夜は夜更かしをしないようにするように気をつけましょう。(※4,5)

紫外線対策をする

紫外線が目から入ると自律神経が疲れる原因となります。屋外に行くときは、UVカットできるサングラスや日よけの帽子、日傘などを使うとよいでしょう。マラソン選手がサングラスをつけて走るのは、紫外線をカットすることで全身の疲労を蓄積させないためと言われています。

ただし、色の濃いサングラスは光を取りこもうとして瞳孔が開き、紫外線が入りやすくなるため、色の薄いものを選ぶとよいでしょう。(※1,3)

食事内容に注意する

夏の高温多湿な気候では、胃腸が弱りやすいと言われます。そのうえ、暑いときには冷たい飲み物や食べ物を食べる機会が増え、胃腸に負担をかけがちです。

その結果、消化機能の低下に拍車をかけ、軽めのものを好んで食べて栄養が偏ることに繋がります。暑いとき、疲れを感じているときこそバランスの良い食事を摂るように意識しましょう。(※4,6)

実は間違っているかも?夏のだるさ対策

間違った夏のだるさ対策

  1. 熱いお風呂やシャワーを取り入れる
  2. 激しい運動をする
  3. スタミナのつくものを食べる
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