ライター : 川島 尚子

管理栄養士 / パティシエ

夏に眠いと感じるのはなぜ?

夏に眠いと感じる理由は、自律神経が疲れて睡眠の質が下がることが原因のひとつと言われています。夏は気温が高いうえ、イベントや長期休暇などでアクティブに動き回ることが多くなる時期。気づかないうちに疲れがたまり、自覚のない夏バテになっている場合があります。まずは自身の体の不調を知るところから始めましょう。(※1)

夏に眠いと感じたら。自律神経を乱す原因3選

夏に自律神経を乱す原因3選

  1. 気温の高さ
  2. 寒暖差
  3. 紫外線

気温の高さ

気温の高さは、自律神経を乱す原因の一つです。

人の体は暑いと汗を出し、体温を下げようとします。汗をかくと、体の表面で汗が蒸発し、気化熱として熱を放出して体温が下がるという仕組みです。しかし、現代人は運動不足の場合が多く、暑い時期にはエアコンに頼りきりに。その結果、汗をかかなくなったと同時に、汗の質も濃度の濃いべたついた汗になり、本来の目的である体温調節がうまくできなくなってしまいました。

この体温調整を担うのが自律神経で、暑い日が続くと、昼夜フル稼働することになり、疲れがたまってしまいます。(※1,2)

寒暖差

暑過ぎるのも体へ負担がかかりますが、温度差も自律神経が疲れる原因となります。夏場は屋外の気温と冷房を効かせた室内の温度差が激しくなるのが特徴です。

また、同じ室内でも部屋の下のほうに冷たい空気が溜まるため、下半身が冷えて、上半身がのぼせた状態となり、下半身と上半身の温度差が起こります。この調整をするために、自律神経はさらに疲弊し、夏バテの原因となる場合があるため、温度差にも注意しましょう。(※1)

紫外線

夏は紫外線が多くなる季節です。紫外線が目に入ると脳内で活性酸素が分泌され、脳の神経細胞が酸化ストレスを受けてしまいます。すると自律神経が乱れ、全身に疲労感を起こす原因となるため、注意が必要です。

また、紫外線は脳の疲労の原因になるだけでなく、シミやそばかすの原因としても有名です。夏場は特にしっかり対策をとりましょう。(※3)

夏に眠いときの対策5選

夏の疲れ・眠気・だるさ対策

  1. 温度調節に気をつける
  2. 質の良い睡眠を心掛ける
  3. 生活リズムを整える
  4. 紫外線対策をする
  5. 食事内容に注意する
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