生たけのこは早急にアク抜きし、油揚げと一緒に下味を付ける

新鮮な生たけのこが手に入った場合、できる限り早くアク抜きしましょう。時間が経つにつれてえぐみが強くなってしまいます。

アク抜きをしたたけのこは、あらかじめ薄味の合わせ調味料で味付けをするのがおすすめです。たけのこに味がしみ込むことでごはんと一体化しやすく、よりおいしくなります。

強火でおこげを作り、蒸らしてごはんのこびりつきを防ぐ

炊き上がりの最後は強火にすると、鍋底におこげができますよ。おこげを作らない場合は、火を止めて蓋をしたまま蒸らしましょう。炊飯後はストウブにぬるま湯を入れてしばらく置くのがおすすめ。こびりついたごはんが取れて、洗いやすくなりますよ。

作り方

1.米を研ぐ

米を研ぎ、ざるにあけて水気をしっかり切っているところ

Photo by 山形ゆかり

米を研ぎます。ざるにあけて水気をしっかり切り、10分程度置きます。30分程度浸水します。

2.生たけのこをアク抜きする

たけのこの先端に切り込みを入れたところ

Photo by 山形ゆかり

たけのこの先端の1/5程度を斜めに切り落とします。切り落とした部分に、1〜2cm程度の浅い切り込みを垂直に入れます。
たけのこと米ぬか、赤唐辛子を重ならないように深さのある鍋に入れたところ

Photo by 山形ゆかり

たけのこが重ならないよう、深さのある鍋に入れます。米ぬかと赤唐辛子を加え、たけのこがかぶるくらいまで水を注ぎます。中〜強火で加熱し沸騰させます。吹きこぼれやすいので注意してください。
たけのこに落し蓋をして弱火でゆでているところ

Photo by 山形ゆかり

沸騰したら落し蓋をして火力を弱め、グツグツと煮る状態を維持します。30分ごとに水分の量を確認し、必要に応じてたけのこがかぶるくらいまで水を足します。たけのこの太い部分に串を差して火の通りを見ます。 煮る時間は小サイズ(300〜400g)で約1時間半、中サイズ(500〜750g)で約2時間、大サイズ(1kg以上)で約3時間が目安です。
ゆであがったたけのこをゆで汁に浸したまま冷ましているところ

Photo by 山形ゆかり

ゆであがったたけのこはすぐに取り出さず、ゆで汁に浸したまま冷まします。

3.たけのこを切る

たけのこを穂先部分を縦に切り、根元部分をいちょう切りにしたところ

Photo by 山形ゆかり

たけのこの穂先部分は繊維の方向に沿って5mm幅で縦に切ります。根元部分は繊維を断つようにし、5mm幅でいちょう切りにします。

4.油揚げを切る

油揚げは厚みを半分に切りみじん切りにしたところ

Photo by 山形ゆかり

油揚げは厚みを半分に切り、5~6mm四方の大きさにみじん切りにします。

5.たけのこと油揚げを下ゆでする

たけのこと油揚げを下ゆでしているところ

Photo by 山形ゆかり

手鍋にたけのこと油揚げ、合わせ調味料を入れます。中火で加熱し、沸騰したら弱火にして10分程度加熱します。加熱し終わったら、煮汁のまま粗熱を取ります。冷める間に味がじっくりと染み込みます。

6.ストウブに食材を入れる

ストウブに米とたけのこと油揚げを入れたところ

Photo by 山形ゆかり

ストウブに米と下ゆでしたたけのこ、油揚げを入れます。5の煮汁を400cc加えます。煮汁だけでは足りなかった場合、水(分量外)を合わせて400ccにします。

7.ストウブを中火で加熱する

ストウブの蓋をずらして加熱しているところ

Photo by 山形ゆかり

ストウブの蓋をずらし、沸騰するまで中火で加熱します。

8.沸騰したら弱火にする

ストウブの蓋を閉め、弱火で加熱しているところ

Photo by 山形ゆかり

沸騰したら蓋を閉め、弱火にします。そのまま13分程度加熱します。

9.おこげを作る

強火にしておこげを作っているところ

Photo by 山形ゆかり

おこげを作る場合は、強火にして10秒程度加熱します。

10.火を止めて蒸らす

火を止め蓋をしたまま蒸らしているところ

Photo by 山形ゆかり

火を止め、蓋をしたまま15〜20分程度蒸らします。蓋を開けて粗熱を取り、全体を大きく混ぜ合わせてできあがりです。木の芽(分量外)や刻みねぎ(分量外)などお好みのトッピングをしてください。

炊ける分量とストウブのおすすめサイズ

ストウブで炊くごはんの量と適した水分量、鍋のサイズをご紹介します。適切なサイズを選ぶことで、熱がうまく伝わりごはんが均等においしく炊き上がりますよ。
米の量水分量(トータル)おすすめのサイズ
1合200cc14cm・16cm
2合400cc16cm・18cm・20cm
3合600cc20cm・22cm
4合800cc22cm

香り豊かに!ストウブで極上のたけのこごはんを作ろう

ストウブを使うたけのこごはんは、香り高く風味豊かで絶品です。ストウブの優れた熱伝導性と保温性が活かせますよ。米の下準備やたけのこの下処理、加熱の仕方など、ポイントを押さえて作りましょう。

季節感あふれるたけのこごはんを、ほんのりおこげと共に楽しめます。ぜひ、新鮮な生のたけのこを入手して作ってみてくださいね。

編集部のおすすめ