たんぱく質だけじゃない「鶏ささみ」の栄養と上手な摂り方を管理栄養士が解説

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ライター : 渡邊沙耶

管理栄養士 / 料理好きOLライター

鶏ささみの栄養と効果効能

栄養

からだ作りに欠かせない「たんぱく質」
たんぱく質の代謝を助ける「ビタミンB6」
体内の酸化を抑える「ビタミンE」
むくみ対策に役立つ「カリウム」
生体のはたらきの維持に欠かせない「亜鉛」

からだ作りに欠かせない「たんぱく質」

鶏ささみには100gあたり23.9gのたんぱく質が含まれています。たんぱく質は炭水化物・脂質と並び三大栄養素のひとつで、筋肉や臓器などのからだを作るうえで欠かせない栄養です。

さらにからだの中でホルモンや酵素などの体調をととのえる成分を作るはたらきがあり、日々の食生活のなかで欠かさず取り入れていくべき栄養です。（※1,2）

鶏ささみのたんぱく質量は多い？栄養たっぷりの簡単レシピを管理栄養士が紹介

低カロリー高たんぱくのイメージが強い鶏ささみですが、実際に含まれる量や栄養素をご存知ですか？この記事では、鶏ささみのたんぱく質量や効率よく摂る方法のほか、おすすめレシピを管理栄養士が紹介します。健康に嬉しい栄養素が豊富な鶏ささみの魅力を知り、ぜひ日々の献立に加えてみてくださいね。

たんぱく質の代謝を助ける「ビタミンB6」

鶏ささみには100gあたり0.62mgのビタミンB6が含まれています。ビタミンB6はエネルギー代謝のうえで重要なビタミンであり、特にたんぱく質の分解を助けます。

鶏ささみはたんぱく質だけではなく、たんぱく質の分解を助ける栄養も含まれている、からだ作りにぴったりな食材といえますね。またエストロゲンの代謝に関わり、月経前症候群（PMS）をやわらげるはたらきがあるともいわれています。（※1,3）。

体内の酸化を抑える「ビタミンE」

鶏ささみには100gあたり0.7mgのビタミンEが含まれています。

ビタミンEには抗酸化作用があり、体内の脂質の酸化を抑えます。細胞膜を健全に保つはたらきがあるので、肌を紫外線や外的刺激から守り、バリア機能を安定させることに役立ちます。肌の調子が気になる人は積極的に摂りたい栄養といえますね。（※1,4）

むくみ対策に役立つ「カリウム」

カリウムは野菜や果物に多く含まれていますが、実は鶏ささみにも100gあたり410mgのカリウムが含まれています。

カリウムは、むくみの対策に役立つ栄養素です。ナトリウム（塩分）を体外に排出するはたらきがあるため、カリウムは塩分の摂りすぎによるむくみが気になる方におすすめです。なお、鶏ささみの味付けは、塩分のつけすぎに注意しましょう。（※1,5）