ライター : さかたそのか

管理栄養士/食生活アドバイザー/フードライター

鶏ささみのたんぱく質は多い?

Photo by macaroni

重量カロリーたんぱく質
鶏ささみ1本/40g39kcal9.6g
鶏ささみ2本/80g78kcal19.1g
(※1,2)
鶏ささみ1本あたり(およそ40g)に含まれるたんぱく質量は9.6g、カロリーは39kcalです。「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、18歳以上の1日の推奨量は、男性65g、女性50gと定められています。

鶏ささみを2本食べると、一日の推奨量の約3〜4割を摂取することができます。(※3)

ほかの肉類と比べると

カロリーたんぱく質量
鶏ささみ98kcal23.9g
鶏むね肉133kcal21.3g
鶏もも肉190kcal16.6g
豚バラ肉366kcal14.4g
豚ロース肉248kcal19.3g
牛もも肉148kcal19.6g
(※1)
ほかの肉類との違いを、100gあたりの栄養素でみてみましょう。肉類の中でカロリーがもっとも低く、たんぱく質量がもっとも高いのは鶏ささみ肉です。

また、鶏むね肉も数値が近く、低カロリー・高たんぱくな部位といえるでしょう。カロリーを抑えつつたんぱく質を摂りたい場合は、鶏ささみ肉や鶏むね肉を意識して選んでみてくださいね。

鶏ささみのたんぱく質を効率よく摂るポイント

ポイント

  1. 朝食に摂る
  2. ビタミンB群と一緒に食べる
  3. 蒸し焼きや、スープにして汁ごと飲む

朝食に摂る

一日のたんぱく質摂取量が同じ場合、ほかの時間帯よりも朝に重点的にたんぱく質を摂るほうが筋肉量の増加に良いという研究があります。

この結果はまだ研究段階ではありますが、朝食がパンとサラダだけ、ごはんと味噌汁だけなど、たんぱく質が不足しがちな方は低カロリー・高たんぱくな鶏ささみを加えてみてはいかがでしょう?(※4)

ビタミンB群と一緒に食べる

ビタミンB群は糖質・たんぱく質・脂質の代謝に関わる重要な栄養素です。特にビタミンB6、ビタミンB12はたんぱく質の代謝に必要な栄養素なので、意識して摂ると良いでしょう。

ビタミンB6はバナナや玄米、いも類に多く、ビタミンB12はしじみやあさりなどの貝類に多く含まれています。(※5)

蒸し焼きや、スープにして汁ごと飲む

ささみに含まれるビタミンB群は水に溶けやすい水溶性が多いため、水分が抜けやすい調理方法は避けましょう。ゆっくりと火が通り蒸発の少ない蒸し料理や、ビタミン類が溶け込んだ汁ごと飲めるスープがおすすめです。(※1,6)
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