ライター : Hikari

管理栄養士

監修者 : 竹内 弘久

杏林大学医学部付属病院 外科医

高野豆腐の主な栄養と効果効能

Photo by Shutterstock

栄養

  1. ホルモンバランスを整える「大豆イソフラボン」
  2. コレステロールの排出を促す「レジスタントプロテイン」
  3. 余分な脂肪を蓄積させない「大豆サポニン」
  4. お腹の調子を整える「食物繊維」
  5. 骨や歯を健康に保つ「カルシウム」
  6. 貧血対策に役立つ「鉄」
  7. 適正な味覚や臭覚に重要な「亜鉛」
  8. 抗酸化作用がある「ビタミンE」
  9. 出血を抑制する「ビタミンK」

ホルモンバランスを整える「大豆イソフラボン」

大豆イソフラボンとは、ポリフェノールの一種です。高野豆腐(乾)には、100gあたり88.5mg含まれています。

女性ホルモンである「エストロゲン」に似た構造をしていることから、第二次性徴の発現や月経周期の調節などのはたらきがあります。(※1)

コレステロールの排出を促す「レジスタントプロテイン」

高野豆腐には、「レジスタントプロテイン」というたんぱく質が含まれています。レジスタントプロテインは身体に吸収されにくく、食物繊維のようなはたらきがあります。

血中の悪玉コレステロール値を減少させたり、食後の中性脂肪の上昇を抑えたりする作用が期待できますよ。(※2,3)

余分な脂肪を蓄積させない「大豆サポニン」

高野豆腐は、大豆サポニンを多く含む代表的な食品です。大豆サポニンには、ダイエット中に嬉しい余分な脂肪を蓄積させないはたらきがあることが分かっています。

ほかにも、抗酸化作用や血流をよくするなど健康維持に役立つはたらきがあるので、日々の食事で積極的に摂りたい成分です。(※4)

お腹の調子を整える「食物繊維」

高野豆腐(水煮)100gあたりに含まれる食物繊維の量は、0.5gです。食物繊維は、大腸内の環境をよくする腸内細菌により、腸内環境を整えることが分かっています。

日々の食事に高野豆腐を取り入れて不足しやすい食物繊維を摂るようにしましょう。(※5,6)

骨や歯を健康に保つ「カルシウム」

よく知られている通り、カルシウムは骨や歯の健康に必要な栄養素です。高野豆腐(水煮)100gあたりには、150mg含まれています。

骨や歯だけでなく、血液や筋肉などにも存在している栄養素ですが、食事からしっかり補給することが大切です。(※5,7)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ