ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

しめじは水洗いなしでOK!鮮度や風味を落とさないコツ

Photo by 稲吉永恵

市販のしめじは基本的に洗わずに使って構いません。その理由は、流通しているほとんどのしめじが清潔な環境で菌床栽培されており、農薬使用に関しては厳しい審査基準が設けられているためです。

またきのこは水で洗うと、風味が落ちて傷みやすくなるので、調理の際は水洗いせずに使うのがおすすめですよ。

しめじの汚れが気になる場合はどうする?

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どうしても汚れが気になる場合は、キッチンペーパーを使って払うのがおすすめです。おがくずは乾いたキッチンペーパーで軽く払って落とし、湿らせたキッチンペーパーで汚れを拭き取りましょう。

ちなみに天然しめじをはじめ野生きのこの場合は、サッと水洗いして土を落とし塩水に10分ほど浸けて下処理をおこないます。市販のしめじは風味を残すためにも軽く拭く程度でOKです。

おすすめの選び方・正しい下ごしらえとは?

おすすめの選び方

しめじは、かさが丸く小ぶりで開きすぎず、張りと弾力があるものが新鮮です。軸は太めで短くしっかりしていてしなびていないものを選びましょう。

全体的にやわらかく、しっとり水分があるものは鮮度が悪いので、選ばないようにしてください。しめじはカットして袋に入ったものも販売されていますが、株ごとのほうが鮮度がよいですよ。

正しい下ごしらえ

しめじの石づきは硬く食べられないのでカットします。あらかじめ手でしめじを割いてからおがくずや汚れがついている部分だけを切り落としましょう。石づきを切りにくい場合は、逆V字にカットすると食べる部分を多く残せるのでおすすめですよ。

しめじは適切な洗い方で旨味や風味をそのまま楽しもう

しめじをはじめ、きのこ類は洗わないのが鉄則です。香りや旨味が損なわれ傷みやすくなるため、汚れを軽く払う程度で済ませましょう。また、石づきの硬い部分だけを切り落として手でほぐすのがおすすめですよ。

しめじはソテーや炊き込みごはん、天ぷら、スープなど和洋中問わず使い道が豊富なのが大きな魅力。正しい下ごしらえ方法を参考に、幅広い調理法で風味豊かに楽しんでくださいね。

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