GI値の高い麺の置き換えに使う

春雨は糖質量が多いため、ダイエット中に主食として積極的に食べるのはおすすめできません。しかし、GI値が62と高めであるうどんやフォーをGI値が低い緑豆春雨に置き換えると、血糖値の急上昇を抑えられます。うどんやフォーは汁に麺を入れて食べることも多いため、春雨で置き換えても違和感を感じにくく食べられます。

ただし、その際も血糖値が上がりにくいというだけで、糖質量はそれほど少なくはなっていないことを理解したうえで量を調整しましょう。(※7,9,10,11)

たんぱく質や野菜をたっぷり摂れる料理に使う

春雨だけを食べるような食事は栄養バランスが悪く、糖質の単品食べとなるためダイエット中は特に注意が必要です。

具だくさんの鍋に春雨を少し加えるといったように、たんぱく質や食物繊維を一緒に摂るように意識しましょう。たんぱく質を摂取できる肉・魚・大豆製品・卵や、食物繊維を摂れる野菜をたっぷり使ったスープに春雨を少し加えるのもよいですね。

たんぱく質や食物繊維を一緒に摂ると、糖質の多い春雨の量を控えられるだけでなく、食後の血糖値の急上昇を抑えることにもつながります。(※7)

春雨を食べるときに気をつけるポイント

春雨を食べるときのポイント

  1. 早食いに注意
  2. 春雨をメインにしない
  3. 組み合わせる食材に注意

早食いに注意

春雨はそのつるつるした食感から、早食いになりがちな食材です。早食いをすると脳が満腹を感じる前までに食べ過ぎてしまうため、ダイエット中は特に注意しましょう。ゆっくりよくかんで食べると、食事が少量でも満腹感が脳に伝わりやすく、食欲が抑えられます。

同時に脳内物質のはたらきで内臓脂肪の分解を促進することも知られており、よくかんで食べるのはダイエット中には特におすすめです。ほかにも脳の活性化や、だ液の分泌が増えて消化を助けるなどの作用もあると言われています。(※12)

春雨をメインにしない

春雨を使った料理のなかには春雨がメインの食材になっているものもあります。そういった料理の場合は1食あたりに使われている春雨の量が多く、結果的に摂取する糖質量も多くなってしまうため、避けたほうが良いでしょう。

例えば麻婆春雨やチャプチェのように春雨が主役の料理があげられます。この2種は味つけに使う調味料にも糖質が多い場合もあるため、特に気をつけましょう。同様に春雨サラダも野菜の割合よりも春雨が多いものは和える調味料の砂糖も加わり、糖質が多くなりやすいため注意が必要です。

組み合わせる食材に注意する

春雨を食べる場合は一緒に食べる食材やメニュ―を工夫しましょう。コンビニでごはんを買うときに、春雨スープを汁物代わりにおにぎりと組み合わせてしまうと、糖質同士の組み合わせとなるため、あまりバランスがよくありません。スープ春雨の場合もたんぱく質や食物繊維ができるだけ多いものを選ぶようにしましょう。

また、麻婆春雨のような味つけの濃い主菜に春雨がたっぷり使われている場合、ごはんを食べ過ぎやすく、おにぎりとの組み合わせと同じく糖質の摂取が多くなりやすいため注意しましょう。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ