春雨は太る？太らない？ダイエット中に食べるメリットも解説

ライター : 小嶋絵美

フードライター / 管理栄養士

そもそも、春雨の原料って？

緑豆春雨は中国の「緑豆」のでん粉を、国産春雨は「じゃがいも」や「さつまいも」のでん粉を原料に作られます。

緑豆春雨はコリコリとした食感、国産春雨はもちもちの食感が特徴です。もともと春雨は、中国から日本へ伝わったもの。現在も国内でシェアを占めるのは中国産の緑豆春雨です。（※1,2）

春雨のカロリー・糖質量をチェック

	カロリー	糖質量
	1人前（15g）あたりに含まれる量
緑豆春雨（乾）	52kcal	12.5g
国産春雨（乾）	52kcal	12.8g

（※3,4,5）

乾燥した緑豆春雨と国産春雨を1人前（15g）あたりで比較すると、エネルギーは52kcalと同じ値。糖質量は緑豆春雨で12.5g、国産春雨で12.8g。国産春雨のほうが若干高糖質です。

カロリー・糖質量ともにそれほど差がないので、好みや用途に合わせて選ぶといいでしょう。

ほかの炭水化物と比べると

	カロリー	糖質量
	100gあたりに含まれる量
ごはん	156kcal	35.6g
食パン	248kcal	42.2g
中華麺	133kcal	26.4g
パスタ	150kcal	29.2g
そば	130kcal	23.1g
うどん	95kcal	20.3g
緑豆春雨	78kcal	19.1g
国産春雨	76kcal	19.1g

※中華麺、パスタ、そば、うどん、緑豆春雨、国産春雨：比較のため「ゆで」の数値を参考にしています
（※6,7,8,9,10,11,12,13,）

緑豆春雨は100gあたり78kcal、糖質量19.1gで、国産春雨とほぼ同じ値です。緑豆春雨とパンを比較すると、エネルギーは1/3以下、糖質量は1/2以下であることが分かります。

緑豆春雨はごはんのほか、中華麺、パスタなどの麺類と比較しても低カロリー・低糖質な食品です。

ダイエット中の春雨は太る？太らない？

春雨は「低GI食品」のため、太りにくいといえます。「GI」とは、食後の血糖値の上昇度合いを示す指数。食後の血糖値の上昇がゆるやかな低GI食品は、ダイエット中に役立つといえます。

ただし、春雨は糖質を多く含むため、食べすぎると太るおそれも。また調理で油を多く使うと高カロリーになるため、ダイエット中は注意してくださいね。（※14,15）