ライター : 椛嶋 貴子

管理栄養士

知っておきたい。キムチに含まれる6つの栄養

キムチの栄養

  1. 乳酸菌
  2. カプサイシン
  3. 食物繊維
  4. ビタミンB群
  5. ビタミンC
  6. β-カロテン
体に良いイメージのあるキムチ。実際に乳酸菌やカプサイシンのほか食物繊維、ビタミンB群、C、β-カロテンなど、体に良い栄養素がたくさん含まれています。

カプサイシンとは、唐辛子の辛み成分のこと。このカプサイシンには、血行促進や食欲増進、脂肪を燃焼をさせるなど多くの作用があります。また、腸内環境を整えるはたらきがある乳酸菌と食物繊維、体の機能を調整するビタミンも含んでいます。(※1,2,3,4,5)

キムチに期待できる健康・美容効果とは

ポイント

  1. 腸内環境を整える
  2. 脂肪の燃焼を促す
  3. 食欲増進
  4. 疲れにくくなる
  5. 肌の健康を保つ
  6. 抗酸化作用

腸内環境を整える

キムチには、乳酸菌や食物繊維が含まれています。乳酸菌は腸内で大腸菌のような悪玉菌が繁殖するのを抑制し、腸内菌のバランスを保つ作用があります。腸内で乳酸菌(善玉菌)の餌になるのが、食物繊維。乳酸菌と食物繊維のはたらきによって、キムチは腸内環境を整えることが期待できます。(※1,2,3,6)

脂肪の燃焼を促す

体内では、エネルギー源としてまず糖質が使われ、その次に脂肪が使われます。ところがカプサイシンには、アドレナリンの分泌を促進する作用があるので、アドレナリンが分泌されて脂肪分解酵素リパーゼが活性化。そのため早い段階で脂肪が燃焼され、体脂肪がたまりにくくなります。(※4)

食欲増進

少量のカプサイシンには、口や食道、胃が適度な刺激を受けて、唾液や胃液の分泌を盛んにするはたらきがあります。したがって、カプサイシンの摂取が食欲増進につながります。しかし、摂取する量が多いと粘膜が傷つきやすくなり胃腸が荒れるおそれがあるため、適量を守るようにしましょう。(※4,7)

疲れにくくなる

キムチに含まれるビタミンB群には、ビタミンB1やB2などがあります。ビタミンB1は、糖をエネルギーに変えるときに必要です。ビタミンB2は、脂質や糖質、たんぱく質がエネルギーに変わるのをサポート。ビタミンB1やB2が不足すると疲れやすくなることがあります。(※2,8,9)
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