摂り過ぎても排泄される

ビタミンB2は摂取量が増えるにつれて肝臓内の量と血液中の量も増えると考えられています。ある一定量をこえると水溶性ビタミンであることから、速やかに尿中に排泄され、一般的な食品を食べている分には過剰症を起こす心配はほとんどありません。

ビタミン剤などで大量に摂ってしまうと、まれにかゆみやしびれが現れるため、サプリメントを利用する際は量に気をつけましょう。(※1,17)

上手に摂り入れるためには

ビタミンB2を効率よく摂り入れるためには摂取方法を工夫しましょう。水溶性ビタミンですが、熱には比較的強いため、ゆでたり煮たりする場合は汁ごと食べましょう。

また、酸性には強く、アルカリ性に弱いため、アルカリ性の食品は別にするのがおすすめです。光にも弱い性質を持つことから、保管は冷暗所でおこないます。一度に多量に摂取しても蓄えられないため、こまめに摂るのもポイントです。(※17,18)

不足しやすい人の特徴とは

ビタミンB2はエネルギー代謝に関わることから、エネルギーの消費が多いスポーツをしている方や、体を動かす仕事の方などは多めに摂取することが必要です。

また、ビタミンB2はアルコールを分解するときにも使われることから飲酒の習慣がある方も必要量は多くなります。ほかにも動物性の食品に多く含まれることからベジタリアンや偏った食事の方も不足しないよう注意が必要です。(※17,18)

上手にビタミンB2を摂り入れましょう

ビタミンB2はレバーをはじめ身近な食品に含まれていることを紹介しました。エネルギー代謝という重要な反応に関わることから、紹介した食べ物をうまく組み合わせて、効率の良い方法で摂り入れるようにしましょう。

不足しやすい要因に心当たりがある方は特に意識してビタミンB2を多く含む食品を選び、こまめに摂取を意識することが大切です。
【参考文献】
(2023/08/21参照)
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