糖質の代謝に役立つ「ビタミンB1」

鳥レバー100gには0.38mgのビタミンB1が含まれています。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるために必要な栄養素です。

運動によりエネルギーを多く消費する人や甘いものやアルコールなどの糖質を多く摂取している人は積極的に取り入れるとよいでしょう。(※1,7)

鳥レバーの栄養価をほかのレバーと比べると

カロリーたんぱく質亜鉛ビタミンA葉酸
鳥レバー100kcal18.9g9.0mg3.3mg14,000μg1,300μg
豚レバー114kcal20.4g13.0mg6.9mg13,000μg810μg
牛レバー119kcal19.6g4.0mg3.8mg1,100μg1,000μg
(※1,8,9)
鳥レバー、豚レバー、牛レバー100gあたりの栄養価を比較してみると、同じレバーでもそれぞれに特徴がありますね。鳥レバーは豚や牛に比べると低カロリーで、特にビタミンAと葉酸の含有量が多いことが分かります。

鳥レバーはこの3種のなかでは臭みが少なく、しっとりした食感で食べやすいので、取り入れやすいのではないでしょうか。

鳥レバーの栄養を活かす食べ方

ポイント

  1. ビタミンCが豊富な野菜と組み合わせる
  2. クエン酸が豊富な酢と組み合わせる
  3. 油で調理する

ビタミンCが豊富な野菜や果物と組み合わせる

レバーに含まれる鉄はビタミンCと一緒にとることで吸収率が高まります。レバーを使う定番メニューのレバニラのように野菜と一緒に炒めたり、食事でレバーを食べたあとにキウイフルーツやいちごなどのビタミンCが豊富な果物を食べたりするとよいでしょう。(※10)

クエン酸が豊富なレモンと組み合わせる

クエン酸やリンゴ酸などの果実酸にはキレート作用があり、鉄を包み込んで吸収しやすい状態へと変化させる気がはたらきがあります。

クエン酸は柑橘系の果物に豊富で、特にレモン果汁に多く含まれています。レバー料理の仕上げにレモン果汁をかけるとさっぱりするだけでなく、鉄の吸収を助けてくれますよ。(※11,12)

油で調理する

レバーに含まれるビタミンAは脂溶性ビタミンで油になじみやすい性質をもつため、油で調理すると吸収率がよくなります。そのため、ゆでるよりは油を使って炒め物や唐揚げにするほうがレバーのビタミンAを効率よく摂ることができますよ。(※13)
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