野菜と果物の分類は視点によって異なる

前述の通り、野菜と果物の定義は一律で決まっているわけではありません。用途や目的によって分類が変わります。ここでは、生産者、販売者・消費者それぞれの視点からみた分類について解説します。

生産者の視点

生産者の視点でみると、メロンは「野菜」に分類されます。野菜と果物の一番の違いは、草本性か木本性かである点。生産段階では、草本性の植物は野菜と定義(分類)されます。メロンもこの定義にに合致するのが理由です。

販売者・消費者の視点

販売者や消費者の視点でみると、メロンは「果物」に分類されます。その理由は、用途を元に分類しているから。一般的に、メロンは果物として食べられることが多いですよね。

また、お店によっては「おかずとして食べるものを野菜」「おやつやデザートとして食べるものを果物」と分類していることも。販売者は、消費者の視点にたって分類していることが分かります。

メロンは野菜でもあり果物でもある!

メロンは、果物と同じように食べられている野菜を意味する「果実的野菜」に分類されます。ですが、販売店や消費者からみると「果物」に分類されているのが一般的。

視点によって分類が異なるため、メロンは野菜でもあり果物でもあるといえるでしょう。明確な区分はないものの、野菜としても果物としても食べられるのがメロンの魅力。ぜひいろいろな料理にメロンを活用してみてくださいね。
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