ライター : とも

子育てフードライター

日本で流通している桃は主に3種類

日本で栽培されている食用桃は、100種類以上もあります。そのなかで、主に流通している桃は3種類。それぞれ、どのような特徴があるのでしょうか?

白桃系

「白桃系」の桃は、日本で栽培されている桃のなかでもっとも品種が多いです。中国原産の「上海水蜜桃」や「天津水蜜桃」が伝来し、明治時代以降に岡山県で発見された「白桃(はくとう)」が、現在の桃の元祖といわれています。

大玉で見栄えがよく、白い果肉が特徴。やわらかく、ジューシーな味わいが魅力です。

黄桃系

果肉が赤い「黄桃系」の桃は、白桃系にくらべて果肉が硬めなのが特徴。実が崩れにくいことから加工品に用いられていましたが、近年は生食でも甘くおいしい黄桃が出回るようになりました。濃厚な甘みは黄桃ならではといえるでしょう。

ネクタリン

ネクタリンの原産地は中央アジアとされています。白桃や黄桃系にくらべて小ぶりで、甘酸っぱい味が特徴。白桃や黄桃など一般的な桃は果皮にうぶ毛があるのに対し、ネクタリンはうぶ毛がないのも違いのひとつです。

以下では、主に知られている「白桃系」「黄桃系」の品種について詳しく解説します!

大玉でジューシー!白桃系のおすすめ品種9選

1. 白鳳(はくほう)

1933年(昭和8年)に命名された、歴史ある品種が「白鳳(はくほう)」です。白桃と橘早生の交雑育成により誕生し、日本における桃の代表品種といわれています。果皮は白がベースで太陽に当たった部分が赤くなるのが特徴。重さは250~300gとやや大きく、とろけるようなやわらかさとジューシーさが魅力です。

主な産地は山梨県・和歌山県・岡山県など。7月上旬から8月上旬に旬を迎えます。
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