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子育てフードライター

ネクタリンとは

ネクタリンは桃の一種。変種として中央アジアのトルキスタン地方で6~7世紀に誕生したといわれています。ギリシャ神話に登場する美酒「ネクタル」が名前の由来です。

日本で食べられるようになったのは明治時代以降。和名は「ズバイモモ」で、「ツバキモモ」と呼ばれることもあります。

ネクタリンの特徴

※画像はイメージです
ネクタリンは、よく見る白桃にくらべると酸味が強いのが特徴。果肉は黄色で、硬くしっかりしています。完熟したネクタリンはジューシーで、味がより濃くなります。甘く芳醇な香りは桃に似ています。

白桃やすももとの違い

ネクタリンと桃の一番の違いは皮。ネクタリンの皮がつるつるしているのに対し、白桃の皮には細かい毛があります。また、すももは皮や形がネクタリンによく似ていますが、分類が異なります。ネクタリンはバラ科モモ属、すももはバラ科スモモ属に属します。

主な品種とその特徴

ファンタジア

カリフォルニアで米国農務省(USDA)が交配育成し、1969年に発表された品種です。ジューシーで甘みと酸味のバランスが良いのが特徴。1970年に日本に導入され、現在日本で栽培されているネクタリンの主要品種となっています。

秀峰(しゅうほう)

ファンタジアに次ぐ主要品種です。酸味が少なく、味・品質どちらも良いと人気。重さが250〜280gほどと比較的大きめなのが特徴です。

ワッサー

長野県でしか手に入らない希少品種です。桃とネクタリンの自然交配で偶然誕生したネクタリンで、300gほどの大きな実と淡い黄色の果肉が特徴です。糖度が14%と高く、酸味が少ない品種。
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