2. あかつき

白桃系の代表品種のひとつとされている「あかつき」。白桃と白鳳の交配育成により誕生しました。果皮は太陽に当たると赤く色づき、華やかな見た目が目をひきます。重さは250~300gとやや大きめで、きめ細やかな果肉がジューシーです。

主な産地は福島県・長野県・山梨県など。7月下旬から8月上旬に旬を迎えます。

3. 川中島白桃

長野市川中島町で偶然発見されたことから名づけられた「川中島白桃」。果皮は濃い紅色で重さは250~300gほどです。果肉がやや硬めなので、日持ちしやすいのも特徴のひとつ。主な産地は山梨県・山形県・長野県など。晩生種で、旬は8月から9月上旬頃です。

4. 日川白鳳(ひかわはくほう)

「日川白鳳(ひかわはくほう)」は、全国の広い地域で栽培されている品種です。なかでも多く栽培されているのは、山梨県・和歌山県・福島県。ほかの桃にくらべて早く旬を迎え、6月下旬から7月下旬頃に出回ります。

日川白鳳の果皮は濃い赤色。果肉はきめが細かく甘みが強いのが特徴です。重さは250~280gとやや小さめ。果汁が多く、なめらかな口当たりが魅力です。

5. 暁星(ぎょうせい)

「暁星(ぎょうせい)」はあかつきの枝変わりとして発見され、1986年(昭和61年)に品種登録された品種です。果皮はあかつきにくらべて濃い赤色、重さは240~260gほど。果肉は白色に紅色が入ることがあり、目でも楽しめます。酸味が少なく甘みが強い味が特徴。

主な産地は、福島県・山梨県・静岡県など。7月下旬に旬を迎えます。

6. 白桃

「白桃」は、日本の桃の元祖ともいわれる歴史ある品種です。1901年(明治34年)に岡山県で偶然発見され、品質のよさから品種改良にも多く用いられました。前述の「あかつき」や「白鳳」は白桃を掛け合わせて誕生した品種です。主な産地は京都府・岡山県・福島県。8月上旬から中旬に旬を迎えます。

白桃の特徴は白い果皮。袋をかけて栽培することで、果皮が白いまま成長します。重さは約260g。果肉は乳白色でなめらかです。甘さのなかにほのかな渋みが感じられる上品な味わいが特徴です。

7. 清水白桃(しみずはくとう)

「清水白桃(しみずはくとう)」は1932年(昭和7年)に岡山県で偶然発見された品種です。白桃のような白い果皮が特徴。果肉はやわらかく、上品な甘さがあります。重さは260~300gほどでやや大きめ。

主な産地は岡山県と和歌山県で、7月下旬から8月上旬に旬を迎えます。
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