ココナッツミルクとほかのミルクの違い

ほかのミルクと栄養はどう違う?

(100gあたり)ココナッツミルク牛乳無調整豆乳
エネルギー(kcal)1576144
糖質(g)2.64.82.9
たんぱく質(g)1.93.33.6
脂質(g)16.03.82.0
カルシウム(mg)511015
(※3,8,9)
ココナッツミルクは牛乳と無調整豆乳と比較するとカロリーがかなり高いことがわかります。これは脂質の量がほかの2種よりも多いことが原因です。その一方で糖質、たんぱく質、カルシウムは少ないため、場合によって使い分けましょう。(※2,8,9)

ココナッツウォーターやココナッツクリームとの違いは?

ココナッツウォーターとは

ココナッツウォーターはココナッツの実の中央に入っている透明な液体で、ミネラルやビタミンを含んでいます。ココナッツミルクと違って脂質がほとんど含まれません。

市販の加工品のなかにはフレーバーや砂糖が添加されているタイプのものもあるため、確認して選びましょう。(※10,11)

ココナッツクリームとは

ココナッツクリームはココナッツミルクと作り方は同じです。ココナッツと水分を煮てから濾した際にできる水分がココナッツミルク、それ以外がココナッツクリームです。

成分としてはほとんど同じですが、ココナッツクリームは脂質が多く含まれ、ココナッツミルクよりも水分量が少ないのが特徴です。(※11)

それぞれの使い分け

ココナッツミルクはグリーンカレーやスープなどエスニックの料理やデザートに使われます。ココナッツウォーターはココナッツジュースと呼ばれることもあるように、飲料として楽しむことが多いようです。

ココナッツクリームはその脂肪分の多さから乳製品の代用として、生クリームのように泡立ててケーキに使うこともできます。

ココナッツミルクを摂り入れる際のポイント

量に注意して摂り入れましょう

ココナッツミルクには中鎖脂肪酸やミネラルなどの栄養素が含まれていますが、摂り過ぎには注意しましょう。コップ1杯でかなりカロリーが高くなってしまうため、中鎖脂肪酸が体脂肪になりにくいとはいえ、多すぎる摂取はカロリーの摂り過ぎにつながります。

料理やデザートなどで上手に摂り入れる程度にし、一度に飲み過ぎないようにしましょう。(※1,2)

おいしく食べるためには

ココナッツミルクは長期の保存に向かないため、できるだけ早く使いきりましょう。余った場合は、冷凍することもできます。その場合も1回分ずつ小分けにして、早めに食べきるのがおすすめです。

賞味期限の長い粉末タイプのココナッツミルクは、湿気やすいため、密閉して湿度に注意して保管しましょう。
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