ライター : 林まどか

管理栄養士/WEBライター

ブーム到来!? 干し芋の栄養を徹底解説

ねっとりやさしい甘さの干し芋は、おいしさだけでなく栄養もたっぷり。代表的な栄養素は便秘対策に役立つ食物繊維、むくみ対策に役立つカリウムなどです。

しかし、干し芋に含まれる栄養はそれだけではありません。干し芋の栄養と効果効能について、具体的にみていきましょう。(※1,2)

干し芋の栄養と効果効能

ポイント

  1. 便秘対策に役立つ「食物繊維」
  2. むくみ対策に役立つ「カリウム」
  3. 体の抵抗力を高める「ビタミンC」
  4. 赤血球の材料になる「鉄」

便秘対策に役立つ「食物繊維」

干し芋は製造過程で水分が抜ける分、ふかし芋と比較すると同じ重量あたりで約1.5倍の食物繊維を含みます。干し芋には特に水に溶けにくい不溶性食物繊維が豊富です。不溶性食物繊維は便のかさを増やすことで、大腸を刺激し、スムーズな排便を助けるはたらきがあります。(※1,3,4)

むくみ対策に役立つ「カリウム」

むくみを引き起こす原因のひとつは塩分の摂り過ぎです。常に体内の塩分濃度は一定に保つ必要があるため、体内に多く塩分が入ってくるとその分水で薄めようとします。

干し芋に豊富なカリウムには体内の余分な塩分を排出するはたらきがあります。その際に一緒に体内に溜まった水分も尿として排出してくれ、むくみ対策に役立つのです。(※2,5)

体の抵抗力を高める「ビタミンC」

ビタミンCは免疫機能の維持のためにはたらきます。また、ビタミンCは体に対するあらゆるストレスによっても消費されるため、ビタミンCをしっかり摂取することはストレスや病気に対する抵抗力を高めるのに役立ちます。

また、干し芋のビタミンCはデンプンに守られて壊れにくいのもうれしいポイントです。(※6)

赤血球の材料になる「鉄」

鉄は血液中にあるヘモグロビンを作るために必要な栄養素です。体内の鉄分が不足すると、息切れや疲れやすさを感じることがあります。鉄は日本人にとって不足しがちな栄養素のひとつですが、おやつとして手軽に食べやすい干し芋は鉄分補給にも役立ちます。(※7)
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