蒸したさつまいもと栄養価を比べると

カロリー糖質食物繊維カリウムビタミンC
干し芋277kcal63.7g8.2g980mg10mg2.1mg
さつまいも(蒸し)131kcal29.6g2.3g480mg29mg0.6mg
(※100gあたりで比較)
(※3,4)
同じ量であれば、干し芋のほうがカロリーや糖質は高いため、食べるときは量に注意したいですね。しかし、食物繊維やカリウム、鉄は蒸したさつまいもの2倍以上摂取できます。

食物繊維や鉄、カリウムを含むので、便秘や貧血、むくみ対策に干し芋を選択肢のひとつとして持っておけると心強いですね。(※1,5,7)

【Q&A】干し芋の栄養はダイエットにも効果的?

A:干し芋はダイエット中の間食におすすめです。ダイエット中に不足しがちな食物繊維や鉄を補うために役立ちますよ。

極端に摂取量をおさえるような偏ったダイエットは、必要な栄養素の摂取量が不足したり、食物繊維不足による便秘が起きたりするおそれも。また、干し芋のかための食感が噛む回数を増やし、少量でも満足感が得られやすいでしょう。ただし、干し芋はカロリーが高いため、間食で摂るときは一般的な一日の間食の適量である200kcal程度を目安にしてくださいね。(※3,8,9,10)

【Q&A】女性にうれしい効果がある?

A:干し芋には女性が気になる貧血、便秘、むくみ対策に役立つ栄養素が豊富です。

とくに干し芋は食物繊維が多いですが、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれています。腸内環境を整えるだけでなく、コレステロールやナトリウム(塩分)の排出も助けてくれますよ。(※1,11)

【Q&A】子供のおやつにもおすすめ?

A:干し芋には子どもにも必要な栄養素が含まれています。

鉄や食物繊維といった、子どもにも必要な栄養素が干し芋には豊富です。また干し芋のような、よく噛んで食べられるものを選ぶと唾液の分泌が促進され、歯の表面や舌などの汚れや細菌を洗い流してくれます。

しかし、干し芋は口の中に残りやすいので、一緒に水や無糖のお茶を飲むといった工夫ができると良いかもしれません。(※12,13)

【Q&A】干し芋を食べすぎるとどうなる?

A:カロリーの摂りすぎから、肥満につながるおそれがあります。

一般的な間食の適量は一日200kcal程度といわれているので、干し芋なら約70gを目安にしましょう。ほかの間食や食事とのエネルギーバランスも考えるのも忘れずに。(※3,10)

【Q&A】平干し・丸干しの違いは?どれがおすすめ?

A:ダイエット中であれば、平干しを活用してみましょう。

平干しは薄くスライスされているもの、丸干しはそのまま干されたものです。平干しは噛み応えがあるため、噛む回数が必然と増えそうですね。よく噛むことは少量でも満腹を感じやすいほか、内臓脂肪の分解促進につながるとも考えられています。

一方丸干しは平干しよりもやわらかく、しっとりとした食感で食べやすいですが、食べすぎには注意したいですね。(※9)
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