ライター : 松 宏彰(カレー細胞)

カレーキュレーター

古都鎌倉にカレーが百花繚乱!

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

関東随一の古都であり、これからの季節観光スポットとしても注目される鎌倉。実は最近、カレー界で熱い注目を集めていることをご存知でしょうか。

元々、質の高い暮らしや食への意識が高いことに加え、鎌倉野菜や湘南の海の幸など食材に恵まれている土地柄。ここ数年でレベルの高いカレー店が次々にオープンしたり、東京の有名店が移転してきたりと、カレーもまさに百花繚乱。そんな鎌倉のカレー事情をご案内しましょう。

1. スイーツも外せない。鎌倉を代表するおしゃれカレー「オクシモロン コマチ」

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今や鎌倉を代表する人気カレー店と言える「OXYMORON komachi(オクシモロン コマチ)」。鎌倉小町通りにある、カリーと甘いものと雑貨のお店です。

人気店につき、待ち列は覚悟……なのですが、実は開店時間の11時のみ、予約ができるんです。予約は1カ月前~前日まで、15時以降の営業時間内での電話にて受け付けてくれますよ。

エスニックそぼろカリー

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1,320円(税込)
「和風キーマ」と並ぶ「オクシモロン」の人気メニュー。スパイスとともに炒めた鶏そぼろに香菜や大葉、長ねぎ、三つ葉を合わせたひと皿です。盛り付けが美しくて躊躇しますが、ぐわっと混ぜ合わせていただくのがおすすめ。

甘口、中辛、辛口、大辛、激辛、激激と辛さが選べますが、辛口でも結構やさしめ。辛いのが平気なら、大辛以上でも全然大丈夫ですよ。

レモンケーキ(左)、オクシモロン ストロングコーヒー(右)

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500円、660円(税込)(セット割あり) ※レモンケーキ、オクシモロン ストロングコーヒーの順(セット割あり)
「オクシモロン」でチェックすべきはカレーだけじゃありません。スイーツのレベルも高すぎるんです。嬉しいことに、カレーにドリンクとスイーツを合わせてオーダーすると合計金額から300円引きに。

私の一番のおすすめはレモンケーキです。甘くて酸っぱくて、生クリームともマッチ。濃厚深煎りコーヒーと合わせればものすごい満足感です。食後にサービスされる「くるみおやつ」と合わせていただきましょう。
店舗情報

2. 古都に南インドの風「鎌倉バワン」

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個性派カレー店が激増する鎌倉ですが、意外に少ないのがインド料理店。けれどもご安心を、首都圏全体でもかなりハイレベルな南インド料理がいただけるとっておきのお店があるんです。

それが、2016年6月6日オープンの「鎌倉バワン」。「インドで見つけてきた料理を日本で再現する」というコンセプトで、南インド・ケララ州を中心としたインド各地の料理をミールススタイルで提供しています。

店内は16席。提供している料理はマニアックな部類でありながらも、雰囲気はオープン。お子さまメニューもあり、老若男女が楽しめる地域密着型の食堂なのです。

スペシャルミールス

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2,500円(税込)
メニューにはベジミールスとノンベジミールスの2種があるのですが、その両方をひとつにまとめた贅沢仕様がこちら。内容は日によって異なります(店内の黒板に掲示)が、南インド・ケララ州の料理を中心に、インド各地の料理が散りばめられています。

総じてインドの日常食らしく、カラダにスッと入っていくようなおいしさはまさに医食同源。モリモリ食べたあと、カラダが軽くなる気がするのがその証拠です。

サンバル(南インドの野菜カレー)、ラッサム(南インドのスパイシースープ)、パパド、ライスは1回ずつお代わり可能。その分デフォルトの量は抑えめなので、少食な方でも安心ですよ。
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