睡眠の質向上

GABAには、眠れないことをはじめとする自律神経の不調を和らげる作用があると考えられています。

実際にある実験において、GABAの摂取によって眠りにつくまでの時間が短くなったり、熟睡度が高まったりしたことが確認されていますよ。睡眠の質の向上につながると言えるでしょう。(※1,8)

肌荒れ対策

睡眠不足が続くと、肌の乾燥や皮脂の過剰分泌などといった肌トラブルにつながるおそれが。不眠対策に役立つGABAを摂り入れると、睡眠の質が向上し、肌のハリが増すことにつながると考えられています。

睡眠の不調や、それに伴う肌荒れを感じやすい方におすすめの成分です。(※9)

体内のGABAを増やす生活習慣

ポイント

  1. GABAの多い食べ物を摂る
  2. ビタミンB6を意識して摂り入れる
  3. 腸内環境を整える
  4. 睡眠をしっかりと取る
肉類やバナナなどに豊富なビタミンB6は、GABAの合成を促す作用があります。GABAを含む食べ物と組み合わせましょう。

また、GABAは睡眠中に合成されるほか、腸内の微生物によっても生成されます。睡眠時間を確保したり、腸内環境を整えたりすることも大切です。(※10,11,12)

GABA(ギャバ)が豊富な食べ物

GABAを含む食べ物

  1. 発芽玄米ごはん
  2. キムチ、たくあんなどの漬物
  3. ミニトマトやなすなどの野菜
  4. メロン
  5. 野菜ジュース
  6. 茶葉
GABAはとくに漬け物に多く含まれています。また、発芽玄米や胚芽米のごはんや、ミニトマトやなすなど身近な野菜からも摂取できますよ。

なお、普段の食生活では一日あたり100~200mg程度のGABAが摂取できていると考えられています。(※1,13)

【管理栄養士が解説】GABA(ギャバ)の効果に関するQ&A

Q. GABAに副作用ってある?

A. GABAは一日に30mg以上摂取しても、副作用がないと考えられています。ただし、妊婦・授乳婦はGABAのサプリメントのような濃縮物を避けましょう。食品から摂取する場合は問題ありませんが、濃縮物を摂取する際の安全性は確認されていません。(※1,14)

Q. GABAが不足するとどうなる?

A. 脳内でGABAが不足するとイライラしやすくなったり、体調不良につながったりするおそれが。また、脳内のGABAは加齢に伴って減少するという特徴があります。年々短気になってきた……という方は、GABAが不足しているかもしれません。(※1,15)
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