1. ドリンク

フランス料理では、ワインと料理のペアリングを楽しむのが基本。まずは食前酒を注文しましょう。迷ったらシャンパンを。食事に合うワインは、お店の方に好みを伝えながら決めると良いですよ。

なお、ワイングラスの足は、親指・人差し指・中指の3本で持ちます。上のほうを持つと手の温度がワインに伝わってぬるくなってしまうため気を付けましょう。

2. アミューズ・前菜

アミューズは、お店からのおもてなしの気持ちとして出されるもの。和食の「突き出し」のイメージです。小前菜とも呼ばれ、前菜の前に提供されますよ。カナッペやキッシュなど、ひと口サイズのものが多いので手で食べてもOK。

次に運ばれてくる前菜は、ひと口ずつ切り分けていただきましょう。カナッペはアミューズ同様、手で食べて構いません。

3. パン

パンは、オードブルまたはスープが提供されるタイミングで食べると良いでしょう。メイン料理が終わったときにパンも下げられてしまうため、デザートの前までに食べてくださいね。

食べるときは、パンの種類に関わらずひと口大にちぎって口に運びましょう。バターやオリーブオイルをつけるときも、ちぎってから。テーブルにこぼれたパンくずは、お店の方がきれいにしてくれるので、自分で落とさずそのままにしてくださいね。

4. スープ

スープは、手前から奥にスプーンを動かしてすくいます。少なくなってきたら、器の手前をスプーンを持った手と反対の手で持って奥に傾けましょう。音が出ないように気を付けるのがポイントです。

5. 魚料理

魚料理は、最初のメインディッシュです。一度にすべて切るのではなく、ひと口食べるごとに切り分けましょう。崩れやすいので丁寧に。

付け合わせは、魚と一緒もしくは交互に食べると良いですよ。魚だけ、付け合わせだけを食べることがないよう、バランスをみながら調整してくださいね。

6. 肉料理

ふたつめのメインディッシュは肉料理。魚料理と同じく、ひと口ごとに切り分けるのがマナーです。一度に全部切ると、肉汁が流れ出てしまうのでNG。なお、ステーキは好みの焼き加減を聞かれることがあります。

一般的には、全体的に薄く火が通った「ミディアム」や、ミディアムよりややレア感のある「ミディアムレア」、しっかり火が通った「ウェルダン」を注文することが多いですよ。
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