ライター : BBC

イタリア料理のマナーを知っておこう!

イタリアンは比較的カジュアルなイメージがありますが、まったくマナーがないわけでありません。とくにリストランテと呼ばれる高級店では、相応のマナーやドレスアップが求められます。

本記事ではドレスコードにはじまり、コースの流れやカトラリー・ナプキンの使い方、食前・食後のマナー、各料理の食べ方にいたるまで、ひと通りのマナーをお伝えします。お店に行く前の事前チェックにお役立てください。

イタリア料理店の種類とドレスコード

イタリア料理店には基本的にドレスコードはないといわれています。ただし、格式が高い料理店ではフォーマルな服装を求められることもあるので、事前にお店がどのカテゴリーに分類されるかをチェックしておくと安心でしょう。

イタリア料理店にはさまざまな種類がありますが、大きくは「リストランテ」「トラットリア」「ピッツァリア」「バール」の4つに分けられます。

リストランテは4つのなかでもっとも格式高く、通常は食事もコースで提供されます。トラットリアはリストランテよりはカジュアルなお店で、コース料理のほかにも複数のアラカルトを頼めたりと、気軽にイタリアンを楽しめるのが特徴です。

ピッツァリアは文字通りピザを専門に提供するお店で、バールはお酒を飲めるカフェのようなお店。どちらもカジュアルに料理やお酒を楽しめます。

リストランテではフォーマルな服装を!

リストランテはいわゆる高級イタリアンのお店で、店内は静かで落ち着いた雰囲気なところも多く、それに合ったドレスアップが求められます。男性はスーツやジャケット、女性はスーツやワンピースを着ていくのが一般的です。

トラットリアはリストランテよりもカジュアルなので、リストランテよりも軽装でかまいません。ただし、ウェイター・ウェイトレスがジャケットを着ていたりしたら、客側もある程度のドレスアップをするのがマナーです。ピッツァリアやバールでは普段通りのカジュアルな服装でかまいません。
イタリア料理店の種類服装
リストランテフォーマルな服装
・男性:スーツやジャケット、ネクタイ
・女性:スーツやワンピース
トラットリアリストランテよりは軽装でOK
※ウェイター・ウェイトレスがジャケットを着ていたりする場合は、それなりのドレスアップが求められる
(男性:ジャケット、女性:エレガントな格好)
ピッツァリア普段通りのカジュアルな格好でOK
バール

イタリア料理店のコースの流れ

イタリア料理店のコースはアンティパスト(前菜)→プリモ・ピアット(最初のメイン料理)→セコンド・ピアット(2番目のメイン料理)→ドルチェ(デザート)・コーヒーという流れで提供されます。

それぞれどんな料理が提供される?

アンティパスト(前菜)は野菜や生ハムなど少量で彩りがよいものが提供されます。プリ・ピアットではパスタのほか、リゾットやスープ、ピザなどから選んだものが提供され、セコンド・ピアットでは魚料理、肉料理から選んでものが提供されますよ。

セコンド・ピアットではコントルノという付け合わせ料理が提供されることも。コントルノは主に野菜料理で温野菜やきのこのソテーなど、温かい料理が提供されることがほとんどです。

最後にドルチェ(デザート)とコーヒーが提供されて終了です。コーヒーはエスプレッソが一般的ですが、カプチーノや紅茶を選べることもあります。
コースの種類内容
1. アンティパスト(前菜)野菜、生ハム,サラミ、サーモンなど
2. プリモ・ピアット(最初のメイン料理)パスタ、リゾット、スープ、ピザから選ぶ
3. セコンド・ピアット(2番目のメイン料理)魚料理、肉料理から選ぶ
※コントルノ(付け合わせ)である温かい野菜料理が提供される
4. ドルチェ(デザート)・コーヒー・ドルチェ:ティラミス、ジェラート、フルーツなど
・コーヒー:エスプレッソ、カプチーノ、紅茶など

イタリア料理の食前のマナー

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