イタリア料理のマナーを徹底解説！コースの流れからテーブルマナーまで (2ページ目)

大きな荷物やコートがある場合は、スタッフに預けましょう。ただし貴重品類は自分で持っておきます。一部の店舗ではテーブル横にカゴが用意されているのでそこに置くか、空いているイスに置きましょう。

リストランテなどの高級料理店では、スタッフがイスを引いてくれます。イスを引いてもらったら左側から体を入れて、スタッフが押してくれたイスが足に触れたタイミングでゆっくりと腰掛けるといいですよ。

ナプキンを広げるタイミング・マナー

テーブルの上にはナプキンが置かれていますが、席についてすぐにナプキンを取るのはNG。オーダーを済ませて最初の料理が運ばれてくる前か飲み物をついでもらったあとにナプキンを広げましょう。

ナプキンは少しずらして二つ折りにして、折り目を自分のほうに向けて膝の上に置きます。ナプキンで口元を拭きたいときは、二つ折りにした内側で拭くようにしましょう。こうすることで汚れた部分を他人に見せることがありません。

お手洗いなどで席を離れるときは、ナプキンを三角の形にしてイスの上に置いておきます。三角の形にすることで「食事中」であることを示すことができ、ウェイターに料理が下げられることがありません。

携帯電話やスマートフォンはどうする？

食事中に携帯電話やスマートフォンの音が鳴るのは印象が悪いので、マナーモードにするか電源を切るかしておきましょう。できればお店に入る前に設定を済ませておくとスマートですね。

食前のマナー

大きな荷物やコートはスタッフに預ける
ナプキンは最初の料理が運ばれてくる前か飲み物をついでもらったあとに広げる
ナプキンは少しずらして二つ折りにして、折り目を自分のほうに向けて膝の上に置く
携帯電話・スマートフォンはお店に入る前にマナーモードや電源オフにする

イタリア料理の食事中のマナー

カトラリーの使い方

フォークやナイフなどのカトラリーがセッティングされている場合は、外側から順番に使っていくのがマナー。カトラリーは運ばれてくる料理に合わせてセッティングされているので、外側から順番に手に持てば、料理に適したカトラリーを使うことができます。

万が一使う順番を間違えたり、あやまって落としてしまったりした場合は、スタッフに声をかけて新しいものに取り替えてもらえば大丈夫です。

食事中にカトラリーを置く場合は、フォークは背面を上にして、ナイフは刃を自分側に向けて、お皿に上に「ハ」の形になるように置きましょう。