ライター : nyaimoi13

「アフタヌーンティー」とは?

アフタヌーンティーとはイギリス発祥の文化で、重要な社交の場とされてきました。その場ではマナーや会話のセンスなど、高度な知識・教養が必要でした。

現在日本では、高級ホテルやレストランで紅茶とともにお菓子や軽食を楽しむことが、アフタヌーンティーとして知られています。デートや女子会で利用するために、基礎知識やマナーを覚えておきましょう。

アフタヌーンティーでの服装

アフタヌーンティーに行ってみたいけれど、どんな格好で行けばいいのかわからない……という方も多いのではないでしょうか。

アフタヌーンティーには、服装に特別な決まりはありません。しかしホテルや高級レストランなどに行く場合は、カジュアルすぎない服装で行くことをおすすめします。

「スマートカジュアル」であるワンピースやブラウス、スカートが好ましいです。デニムやスニーカー、パーカーなどラフな服装や、肌の露出が多いものを避ければ問題ないでしょう。

楽しむ前に!入店後のマナー

大きい荷物やかさばるようなコートなどがある場合は、入り口でお店の人に預かってもらいましょう。スタッフの方に「預かってもらえませんか?」とひと言声をかけるだけでOK。席には、クラッチバッグや小さなショルダーバッグに貴重品を入れて持って行くとスマートです。

また、着席するように進められたら、指定された席に座りましょう。そのときに、気を遣って席を譲るのはマナー違反です。アフタヌーンティーの席順はあらかじめ決まっている場合も多いので、指示された席に素直に座るようにします。

覚えておきたい食器の名称

Photo by Shutterstock

せっかくアフタヌーンティーを楽しむなら、食器の名称を覚えておくのもおすすめです。聞き覚えのあるものや、すでに知っているという方も多いと思いますが、以下でご紹介しますね。

■カップ、ソーサー
お茶をいただくときの器「カップ」と、カップの下の皿を「ソーサー」と呼びます。

■ティーポット
器の側面に取っ手部分があり、注ぎ口からお茶やコーヒーをカップに入れます。

■クリーマー
紅茶やコーヒーに入れるミルクを入れる器です。側面についている取っ手が上のほうについていて、カップに注ぎやすい作りです。

■シュガー
コーヒーや紅茶用の砂糖を入れるための器です。

■ジャグ
ポットに入っているお茶は時間が経つと濃くなってしまいます。その濃くなったお茶を薄めるためのお湯を「ジャグ(ホットウォータージャグ)」と呼びます。

■ケーキスタンド
サンドイッチやスイーツなどがのった3段の皿を「ケーキスタンド」と呼びます。基本的に一番下の皿にサンドイッチ、真ん中にフルーツやケーキなどのスイーツ、一番上にスコーンやフィナンシェなどの焼菓子が置かれます。

お茶を楽しむときのマナー

お茶の注ぎ方

一般的に、アフタヌーンティーの席では自分で注がず、スタッフの方に注いでもらうのがマナーです。おかわりをもらう際は、ソーサーごとではなくカップのみを渡しましょう。しかしスタッフの方が近くにいない際は、自分で入れます。

また、本場イギリスではフタを押さえず片手だけで紅茶を注ぐのがマナーです。イギリス式のティーポットのフタの裏にはストッパーがついているため、フタが落ちる心配はありません。

飲むときのマナー

紅茶を飲むときにソーサーを持ち上げるのはNG。カップのみを持ち上げて飲みましょう。しかし立食時や、テーブルと距離がある場合などは、ソーサーも一緒に持ち上げます。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ