ライター : とも

子育てフードライター

「韓国おでん」ってどんなもの?

韓国おでんは、屋台で古くから親しまれている庶民の味です。具材は、長い串に刺した練り物がメイン。屋台フードだけあって、テイクアウトしてその場で食べるのが基本です。小腹が空いたときやおやつ代わりに手軽に食べられるのが魅力だそう。

ちなみに、韓国でもおでんは「オデン」と呼ばれていますよ。

日本から伝来したという説が

韓国でおでんが広まった理由は諸説ありますが、そのひとつに日本から伝来したという説があります。1910~1945前後の日本統治時代に、日本から朝鮮半島に伝わったとされています。

一方で、中国では古くから魚の練り物を食べる文化がありました。つみれのような料理が韓国に伝わり、時代の変化とともに現在の形になったとも考えられています。

発祥はプサン

韓国おでんは、釜山(プサン)が発祥といわれています。その理由のひとつが、海辺である釜山では、おでんの具材に使われる魚介類が豊富に獲れたからというもの。

もうひとつは、統治時代に日本人が釜山や最南端の木浦(モクポ)エリアに多く住んでいて、日本人好みの練り物工場が造られたからといわれています。

今では韓国おでんは釜山の名物として、国内だけでなく海外の観光客にも人気の料理となっています。

日本のおでんと韓国おでんの違い

スープが違う

日本のおでんは、昆布やかつおだしでスープを作ります。対して、韓国おでんでは昆布や煮干しベースのスープに、唐辛子やコチュジャンが入っていることが多いのが特徴。あっさりとしただしに辛みを効かせる点に違いがありますよ。

たれが違う

日本ではおでんにからしを付けて食べることが多いですよね。韓国ではしょうゆベースのヤンニョムだれをはけで塗って食べるのが一般的。お店によってたれの味が異なるのも、韓国おでんならではです。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ