ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

オクラはお弁当に入れても大丈夫?腐らない?

Photo by macaroni

オクラはお弁当にも使えます。しかし、オクラを加熱調理して水分が残っていたり、高温多湿の状態で保存したりすると腐りやすいです。オクラはゆでると水分が残ってしまったり、調理することで水分が出やすくなったりします。

水分が残った状態でお弁当に詰めてしまうと、湿度が高くなり傷みの原因になります。また水分が多いと雑菌が増えやすくなる点も注意が必要です。(※1)

腐ってしまったオクラの見分け方

  1. 表面だけでなく中身も茶色や黒っぽく変色している
  2. 異臭がする
  3. 水分が抜けている
  4. 表面がとろけてぐずぐずになっている
このような状態のオクラは腐っているおそれがあります。腐ったオクラは、表面だけでなく中身も茶色や黒っぽく変色し、異臭がします。また、水分が抜けてふにゃふにゃ、ブヨブヨになっている場合も傷んでいるおそれがあります。オクラはもともとぬめりのある野菜ですが、水分が出て表面がとろけてぐずぐずになってしまった場合は腐っているおそれがあるので、食べないようにしましょう。

お弁当にオクラを入れる際のポイント

・なるべく新鮮なオクラを使う
・おかずはしっかり中心部まで加熱する  
・しっかり冷まして詰める
・汁気は拭き取って入れる
・保冷剤やクーラーバッグを利用する

オクラは傷みやすい食材です。新鮮なオクラを使い、雑菌の繁殖や食中毒を防ぐため、しっかり加熱することが大切です。温かいうちにお弁当箱に詰めると蒸気がこもって水分となり、傷みの原因になるので、しっかり冷ましてから詰めましょう。また、詰める際は細菌の繁殖を防ぐため、水気をしっかり拭き取って入れてください。保冷剤やクーラーバッグを利用するのもおすすめです。これらのポイントを押さえることで、傷みにくいお弁当が作れますよ。

次からは、冷めてもおいしく傷みにくいお弁当にぴったりなオクラレシピをご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。(※1)

【調理時間5分以内】オクラのお弁当おかず4選

1. オクラのナムル

【調理時間】
3分

【材料】
オクラ、ごま油、鶏がらスープの素、しょうゆ

【このレシピのおすすめポイント】
・電子レンジで加熱して和えるだけの簡単レシピ
・お湯を沸かす手間がなく洗い物が少ない
・濃いめの味付けで、冷めても味を感じやすくおいしく食べられる

2. オクラのごま和え

【調理時間】
5分

【材料】
オクラ、しょうゆ、砂糖、すりごま

【このレシピのおすすめポイント】
・調理時間5分で忙しい朝にもパパッと作れる
・濃いめの味付けで、冷めても味を感じやすくおいしく食べられる
・すりごまが水分を吸ってくれるので、時間が経ってもべちゃっとしにくい

3. オクラとチーズのおかか和え

【調理時間】
5分

【材料】
オクラ、チーズ、めんつゆ、かつおぶし、桜えび

【このレシピのおすすめポイント】
・めんつゆ1本で味が決まる
・星型のオクラ、キューブ型のチーズの組み合わせで見た目がかわいい
・かつおぶしや桜えびが水分を吸ってくれるので、時間が経ってもべちゃっとしにくい

4. オクラの梅マヨ和え

【調理時間】
5分

【材料】
オクラ、白ごま、マヨネーズ、めんつゆ、梅干し、かつおぶし

【このレシピのおすすめポイント】
・梅干しやマヨネーズ(酢)のおかげで傷みにくい
・濃いめの味付けで、冷めても味を感じやすくおいしく食べられる
・かつおぶしが水分を吸ってくれるので、時間が経ってもべちゃっとしにくい
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
※電子レンジはお使いの機種によって加熱時間が異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください。

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