液全卵とはどんなもの?

※画像はイメージです
液全卵(えきぜんらん)とは、機械で割った卵を加工したもので、「液卵(えきらん)」とも呼ばれます。加工法は、冷蔵・冷凍・粉末の3種類。

卵を割る手間が省けるため、焼き菓子やアイスクリーム、卵焼きなど大量に調理する業務用に使われることが多いです。

液全卵の原材料は?

液全卵の主な材料は、鶏卵です。鶏卵以外に何も含まれていないもの、食塩や砂糖などの調味料が入っているもの、味や品質をよくするための添加物であるpH調整剤が使われているものなどがあります。

用途によって原材料を確認したうえで使い分けるとよいでしょう。

液全卵のデメリットは?

液全卵は卵を割る手間が省けたり、殻の混入を防いだりするメリットがある一方、いくつかのデメリットも。

ひとつが、生卵にくらべるとどうしても風味が落ちてしまうこと。もうひとつは、基本的に液全卵は生で使えないため、用途が加熱用に限られてしまうことです。また、冷凍の液全卵は解凍しないと使えない点にも注意が必要です。

全卵は離乳食でいつから使える?時期別の進め方

離乳食中期(生後7~8ヶ月頃)は少量からスタート

全卵の離乳食は、卵黄と卵白を別々に1個程度食べられるようになってからスタートしましょう。生後7~8ヶ月頃からはじめると良いですよ。

始めは、固ゆで卵の卵黄に卵白のみじん切りを少し混ぜます。慣れてきたら、卵黄に混ぜる卵白の量を少しずつ増やし、1食あたり全卵1/3個程度まですすめましょう。

離乳食後期(生後9~11ヶ月頃)は1食1/2個程度まで

離乳食後期にあたる、生後9~11ヶ月頃は3回食が始まります。野菜や肉などと組み合わせて、卵も取り入れるとよいですよ。中期よりも、やや大きめに切った固ゆで卵を、1食あたり1/2個程度まで与えられます。

ほかにも、しっかり火を通した薄焼き卵やかき玉スープなど、赤ちゃんの食べ具合をみながら調理法を試してみてもOKです。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ