ライター : さかたそのか

管理栄養士/食生活アドバイザー/フードライター

柿はダイエット中に食べてもいい?

柿は日本に古くからある果物のひとつで、大きく甘柿と渋柿に分けられます。柿には、ダイエットに役立つ栄養素が豊富に含まれているんです。

おいしいだけではない柿の魅力を知り、ぜひダイエット中にも楽しんでみてくださいね。

柿に期待できる3つのダイエット効果

柿のダイエット効果

  1. コレステロール値を下げる
  2. 腸内環境を整える
  3. むくみ対策に役立つ

コレステロール値を下げる

柿には、タンニンというポリフェノールの一種が豊富に含まれています。タンニンは、血液中の悪玉コレステロールを減らす作用があり、血液の流れをスムーズにしてくれる栄養素です。

タンニンの作用により血液の流れがスムーズになると、新陳代謝が活性化されるため、さまざまな不調を対策することにつながります。(※1)

腸内環境を整える

柿には100gあたり、1.6gの食物繊維が含まれており、そのほとんどは不溶性食物繊維です。

柿に豊富な不溶性食物繊維は、便のかさを増やし、排便をスムーズにするほか、便と一緒に有害物質を体外に出してくれます。腸内環境を整えるのに役立ちますよ。(※2,3)

むくみ対策に役立つ

柿100gあたりには、170mgのカリウムが含まれています。カリウムの特徴は、過剰に摂るとむくみの原因となるナトリウム(塩分)の排出を促す作用をもっている点です。

むくみが気になるときや、塩分を摂りすぎたときにおすすめの栄養素ですよ。(※2,4,5)

柿のカロリーと糖質量

種類重量カロリー糖質量
柿1個145g91kcal20.7g
干し柿1個50g137kcal28.7g
(※2,6,7,8)
干し柿の場合、水分が生のときの約80%から25%ほどに減るため、栄養素がギュッと凝縮されます。そのため、干し柿はカロリーや糖質量が生柿より高くなります。

ダイエット中に柿を食べる際は、干し柿と生柿の違いを理解し、カロリーや糖質量に留意しながら上手に取り入れていきたいですね。
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