柿はダイエット中に何個まで食べて良いか

厚生労働省が定める食事バランスガイドにおいて、果物の一日の目安量は200gとされています。生柿の場合は約1個半、干し柿の場合は約4個が目安です。

ただし、前述したとおり、干し柿の場合は栄養素が凝縮されています。ほかの食事内容や、一日で摂取する全体のカロリー・糖質量を考慮したうえで調整するのがおすすめです。(※7,8,9,10)

柿を食べ過ぎると体に悪いのか

柿を食べ過ぎることにより、腹痛や下痢を起こすことがあります。これは、柿に含まれる水溶性食物繊維がもつ、便をやわらかくする作用が原因といわれています。

また、熟す前の青い柿を食べることで「柿胃石」ができるおそれがあります。胃石とは、完全に消化されていない、またまったく消化されていない物質が胃や消化菅内でくっつき、石のように固まってしまったもの。無症状の場合が多いですが、まれにけいれんや腹部膨満、食欲不振といった症状が現れる場合もあります。

ダイエットに良い作用がある柿ですが、青い柿の食べ過ぎには注意しましょう。(※11,12)

ダイエット中におすすめの柿の食べ方

基本は、栄養バランスの良い食事を3食摂ることです。柿だけを食べる偏った食べ方は避けましょう。

また、柿を食べるタイミングとしては朝食や間食がおすすめ。夕食以降の時間帯は摂取した栄養素がエネルギーとして変換されにくく、体脂肪として体に蓄えられてしまうため注意が必要です。(※9,13)

柿を上手に活用して、ダイエットに役立てよう!

柿には、コレステロール値を下げる、腸内環境を整える、むくみ対策になるなど、ダイエット中に嬉しい作用をもつ栄養素が豊富に含まれています。生柿の場合は1日1個半を目安に、朝食や間食のタイミングで食べるのがおすすめです。

この記事で紹介した柿の特徴や栄養素を知り、ダイエットにぜひ役立ててみてくださいね。
【参考文献】
(2023/10/12参照)
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