緑色を生かしたい翡翠煮はピーラーで薄めにむく

Photo by 稲吉永恵

冬瓜の皮は硬いため、基本的には5mmほど厚めにむきます。一方で、冬瓜の緑色を活かした翡翠煮(ひすいに)のような料理に使う場合は、皮を薄めにむくのがポイント。色がきれいに仕上がります。

薄めにむくときは、包丁よりもピーラーを使うほうがきれいにむけますよ。料理によって皮のむき方を変えると見た目も味わいもワンランクアップします。

きれいに仕上げるには包丁を使って

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冬瓜には、種とわたが詰まっています。スプーンで取り除いてもよいですが、硬くてむずかしい場合やきれいな断面に仕上げたい場合は、包丁を使いましょう。使いやすい大きさにカットしてから種とわたの部分を包丁で切ると、とても簡単です。

青臭さを和らげたいときは下ゆでがおすすめ!

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冬瓜はそのまま調理してもおいしいですが、下ゆでをしておくと、特有の青臭さが和らぎ、料理の味が染み込みやすくなります。特に煮物やあんかけにする場合は、下ゆでしておくとおいしく仕上がりますよ。

下ゆでの方法はとても簡単。たっぷりのお湯を沸かしてから、使いやすい大きさにカットした冬瓜を4〜5分ほどゆでます。お湯からあげたら、冷水に浸して冷まし、加熱し過ぎないように注意してくださいね。

冬瓜の保存方法は?

切る前に丸ごと保存する場合

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丸ごとの冬瓜は、風通しのよい15度程度の冷暗所に保存すれば日持ちします。冷暗所を確保するのがむずかしい場合は、冷蔵庫で保存するのがおすすめ。冷蔵保存は、乾燥しやすいため、丸ごとラップに包むか新聞紙に包んでからポリ袋に入れ冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。2〜3ヶ月保存可能です

切ったあとに冷蔵保存する場合

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一旦カットした冬瓜は、あまり日持ちしません。冷蔵保存する場合は、皮はむかずにスプーンで種とわたを取り除きます。キッチンペーパーで包んでからラップでぴったりと包み、冷蔵庫の野菜室に入れましょう。5日程度保存可能ですが、なるべく早めに使い切ってくださいね。

切ったあとに冷凍保存する場合

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冬瓜をより長く保存したい場合は、冷凍保存がおすすめ。種とわたを取り除いてから皮をむき、食べやすい大きさにカットしましょう。キッチンペーパーで水分を拭き取ってから冷凍用ジッパー袋に入れます。空気を抜いて密封し、冷凍庫へ入れてください。

冬瓜は、下ゆでしてから冷凍しても構いません。下ゆでしたら粗熱をとってから水気を拭き取り、冷凍用ジッパー袋に入れ冷凍庫に入れます。どちらも約1ヶ月程度保存可能です

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