ブームのきっかけ

当初はふわふわではなくパサパサとした安価で大きなケーキで、お供え物として使われることが多い地味な存在でしたが、2000年代に入るとおいしい台湾カステラを販売するお店が台湾国内に登場。

2015~2016年あたりには、韓国人のインフルエンサーが現地の台湾カステラのことを紹介したことで、韓国で一大ブームが起こります。(しかし、2016年11月の鳥インフルエンザの影響で卵の価格が高騰し、ブームは下火に)

その後2017年に日本国内初の台湾カステラ専門店がオープン。
2019年にアカデミー賞受賞の映画『パラサイト』で台湾カステラのワードが出たことが後押しとなり、日本国内で台湾カステラ専門店が増えます。
農林水産省が発表している『2021年流行スイーツ予想』にも選出し、SNS映えする見た目もブームのきっかけですね。

台湾カステラの発祥・ブームのきっかけ

  1. 台湾北部にある淡水(ダンシュイ)という町の名物
  2. 当初はふわふわではなく、パサパサとしたお供え用で使われるケーキ
  3. アカデミー賞受賞の映画『パラサイト』の影響で、日本国内で台湾カステラ専門店が増える

台湾カステラの食べ方

常温でそのまま食べればふわふわの食感が楽しめ、レンジで数十秒温めるとふわふわ&ふかふかの食感に。一方、冷蔵庫で冷やすとしっとり感が高まります。

スライスしたものをトースターで1~2分焼き、カリッとした食感を楽しむのもおすすめ。そのほか、ジャムやクリームをかけたり、フルーツをトッピングしたりするのもおいしいですよ。

台湾カステラの基本レシピ

Photo by macaroni

卵・薄力粉・サラダ油・砂糖・牛乳と、5つの材料で作れる台湾カステラのレシピ。メレンゲは泡立てすぎないようにすると、きれいに仕上がりやすいです。焼き色を濃くしたいなら上白糖を、薄くしたいならグラニュー糖を使うといいですよ。

材料(18cmスクエア型1台分)

・卵……5個
・薄力粉……80g
・サラダ油……60g
・砂糖……100g
・牛乳……80cc

下ごしらえ

・薄力粉をふるっておく
・卵白と卵黄を分ける(卵白は冷蔵庫で冷やしておく)
・牛乳を人肌に温める

手順

1. ボウルにサラダ油を入れて湯煎し、80度になるまで温める

2. 湯煎から外し、ふるった薄力粉を加えて混ぜる

3. 温めた牛乳を加えて混ぜたら、卵黄を2〜3回に分けて加え、その都度よく混ぜる

4. 別のボウルに卵白を入れてハンドミキサーで泡立て、砂糖を3〜4回に分けて加え、その都度泡立てる

5. 3にメレンゲを3回に分けて加え、その都度ゴムベラでさっくり混ぜる
※ゴムベラから生地がサラサラと流れ落ちるくらいが目安

6. クッキングシートを敷いた型に流し入れ、天板にのせ、50℃前後のお湯を注ぐ
※お湯の温度が高すぎるとひび割れの原因になるので、50℃前後に調整する

7. 150℃に予熱したオーブンで60分、湯煎焼きにする

8. オーブンから取り出したら型から外して、左右のクッキングシートをすぐはがす

9. 粗熱を取る

上白糖を使うと焼き色が濃くなり、グラニュー糖なら薄めに仕上がります。お好みでバニラオイルを数滴加えるのもおすすめです!

詳しい作り方はこちら▼
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